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階段を降りた時、リビングの扉が空いていて中を除くとジョングクのお母さんが私が先程身を委ねていた場所に座っていた。挨拶だけでも、そう思い足を玄関からリビングの方に方向転換させるとジョングクに腕を掴まれて引っ張られた。
『ちょ、ちょっと。さすがに挨拶しないと』
｢母さん神経質だからさ、な？｣
『そうなの？』
｢うん｣
それなら仕方ないかと、玄関を出る時に、お邪魔しました！とだけ言う。それにジョングクのお母さんが、また来てね、と優しい小さい声で言ってるのが聞こえて、神経質の人がこんな穏やかな声をするものだろうかと私はこの時考えた。
▽
ジョングクの会話によってその考えはすぐにかき消されたが。なんの花火の種類が好き？とか、誰も答えられないような質問をしてくる。
『そんなの名称とか分からないから答えられないよ』
｢たしかに、それは俺もだわ｣
『じゃあなんで聞いたのさ』
｢なんとなく｣
意味がわからない。彼は入学当初から意味がわからないことだらけだ。そこも好きでいるのだが、不思議くんだった。
『まぁ、強いていえば線香花火かな』
｢それ俺も好き。でも俺は打ち上げ花火派｣
『この花火セットに打ち上げ花火は書かれてないよ？』
｢付けてくれればいいのにな｣
打ち上げ花火がどれだけ大きいものか彼は知っているのだろうか。笑ってしまいそうになる。それを知ってかジョングクは、入ってないことくらい俺だって知ってましたから！と強気に言ってきたのだった。
｢公園でもいい？｣
『うん。花火ができればどこでも大丈夫だよ』
私がそう言うと、分かった、と近所の子供達が遊び場にしているでだろう公園へ向かった。着いたそこは砂場に子供用のバケツやスコップが置いてあり、急いで帰ったのかな、とクスッと笑った。
夜が私たちを2人にさせているかのように錯覚させてくれた。
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
