不仲のSnowManに移籍しマス。

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翔太 side




いつもよりも早く着いてしまった事務所、
時間潰しに一服でもしようかと足を運んだ屋上に見慣れた後ろ姿が見えた。




Aと目黒。




そう言えばあいつら元々仲良かったんだっけと、
遠い昔のように思える記憶を頭に浮かべた。




楽しそうには見えない雰囲気に
足を止めてその場に立ちつくしてみても、
引き返す事もなんて声をかけていいかもわからなくて、





"翔太！！！"




そう呼ばれるあの明るい声は思い出せるのに
ゲラゲラ笑うあの顔は思い出せるのに





昔、どうやってAと話していたかがわからない。






ぼーっとただ2人の姿を眺めていたら、
ハッと振り返った目黒と目が合ってしまった。





翔「…よ、よう」






ガチャっとドアを開けて、今きましたよと装って軽く挨拶して中に入る。





何年ぶりだろう。
こうしてAを正面から見たのは。
何年ぶりだろう。
こうして目を合わせたのは。





「…ごめん、翔太」

翔「…は？」





訪れた沈黙を破ったのは、
意外にもAの方だった。

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