STAGE8 ページ8
おそ松「松野ファミリーって知ってるかな?」
佳椰「……」
利夜「…確か東京の赤塚区をテリトリーにしているファミリー、最近新しいマフィアが入ってきたとは聞いていたけど、あんた達だったのね…」
おそ松「まぁね、だってここの社長さん、俺らの欲しいもん全部用意してくれるからさぁ」
憎らしく笑うその顔に、青龍と白虎は不信感を覚えた。
佳椰「まさか…!」
おそ松「…十四松」
十四松「あい!」
2人の前に見せたのはパソコンの中で交渉をしているであろう社長と松野ファミリーのもう1人が映っていた。そう、この社長、はなから四神ファミリーと取引しようなんざ、思ってすらいなかったのである。
利夜「はめられた…!」
おそ松「ごめんねぇ、でも、やられた方が悪いんだよねぇ?」
葵香「青龍さん!白虎さん!」
おそ松「!」
そこには銃口を松野ファミリーに向けている朱雀が立っていた。
葵香「どいて!」
力ずくで押しのけると2人に駆け寄る。
葵香「大丈夫!?」
佳椰「まだなんもされてないよ」
利夜「まぁ、されたっちゃされたけど」
葵香「話は玄武さんから聞いたよ」
佳椰「とりあえず、切り抜けるしかないよね」
利夜「…だね」
すると、アイコンタクトをとり、一斉に戦闘態勢に入った。
おそ松「おっと、手荒な真似はしたくないんだけど…しょうがないか…一松、十四松、やれ」
と言うと、いきなりシャッターが降り、青龍と一松、白虎と朱雀と十四松、おそ松とトド松というふうに別れてしまった。
佳椰「……やるしかないってことか」
一松「殺しちゃったらごめん」
十四松「殺すって何〜!?」
佳椰「ふっ!」
青龍の鋭い蹴りが一松の顔面を狙う、しかしそれを瞬時に避け、青龍の腹に5発ほど拳を入れた。
佳椰「っ!」
一瞬怯んだ青龍であったが、すぐさま体勢を立て直し、腹を殴ろうとするがまたも避けられた。しかし、青龍はそれを待っていたかのように、その反動で回し蹴りを一松の喉に的中させた。
一松「かはっ…!」
5mほど奥にある壁まで飛ばされた一松、するとスイッチが入ったのか、手にはナイフが握られていた。そのまま勢いで突っ込んでくる。
佳椰「!やっば…!」
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作者名:ぶらっくま | 作成日時:2018年11月11日 23時