STAGE14 ページ14
朝を迎え、1番最初に起きたのは白虎だった。朝食を作る為である。簡単にトーストとハムエッグを作り、全員が起きてくるのを読書をして静かに待つのが彼女の日課である。その際、昨日のことについて考えていた。現実か、それとも寝ぼけていただけなのか。もし現実だったら、本物の朱雀はどこにいるのか。
利夜(まずは、皆に連絡で、あいつがどう出るか用心しないと、でも、ほんとに現実だったのかな…)
葵香「ふぁ〜、おはよ〜」
欠伸をしながら来たのはヤツであった。
利夜「!…おはよ」
いつもならもっと遅くに起きる朱雀だが、とても早い。警戒心がMAXの白虎はあのことがあってから、どんな小さなことでも見逃さない。
葵香「?どしたの?」
利夜「いや、別に、ただいつもより起きるのが早いなって思って」
葵香「……気のせいじゃない?」
利夜「…そうだね」
凛緒兎「おはヨクイニン!」
利夜「あ、おはよ」
この何だか気まずいような雰囲気をぶち壊したのは玄武だ。
葵香「おは〜」
凛緒兎「!やったぁー!ベーコンエッグだー!」
ほぼ毎日この料理なのに、子供のようにはしゃぐ玄武、しかもベーコンエッグではなくハムエッグだ。この年になってもベーコンとハムとの見分けがつかないのだ。
佳椰「うるさいなー、せっかく気持ちよく寝てたのに( ー̀ н ー́ )」
利夜「おはよう、早く座って、青龍さん待ちだから」
佳椰「さーせーん」
これがいつもの日常である。
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作者名:ぶらっくま | 作成日時:2018年11月11日 23時