執事が可愛すぎてしょうがないセクハラ少年団。 (ページ6)

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テヒョンside

助手席に女を乗せたことなんて数え切れるくらいしかなく、意外と緊張してた俺。

無事買い物を終えて宿舎に戻る。

Aは宿舎に入るなり荷物を持って急いでキッチンへ向かって行った。

俺、スーパーで肉ばっかり入れてるように見られてたけどホントはさ、

カレーが食べたくてさ、ニンジンとジャガイモと玉ねぎも入れて上げたんだ！！

どう？上出来じゃない？

料理なんて小学校の調理実習以来したことは無いが、何故かカレーの材料だけはしっかり覚えてる。

もちろんカレールーも入れたよ！！

これで今日はカレー確定。

コンビニ弁当から開放されたと思うと、嬉しくなり鼻歌を歌う。

♪～♪～

あー、早くできないかな。

そう思い彼女のいるキッチンを覗きに行く。

キッチンには熱心にじゃがいもの皮を剥くAと…なぜかモニヒョン。

料理できないランキング2位のモニヒョンがキッチンに立っている。

驚きを隠せず、俺もAの隣に立つ。

…

…立つだけ。

だって俺料理できないし…

包丁の持ち方知らないし、

うん…直立。

モニヒョンはと言うと、

なんと人参の皮を剥いている。

あの、破壊神が料理…だと？？

TH「Aー。俺も手伝う？」

料理が全くできない者同士ということもあってか勝手にライバル心を芽生えさせた俺。

料理出来ないんじゃなくてやらないだけじゃん。

見様見真似で楽勝でしょ！！

「いえ、疲れてると思うので大丈夫ですよ。あちらでおくつろぎ下さい。」

なんて考えていたのに俺の手伝いが必要ないと…？

…

あーー、なるほどね。

TH「俺も料理したい！！｣

スーパーでも試したようにワガママを言ってみる。

すると、

「えーと…では、こちらのジャガイモの皮剥きお願いしても宜しいでしょうか？」

ついに俺の出番が！！

Aはじゃがいもを俺にパスすると玉ねぎの皮むきに取り掛かった。

その隣で黙々とにんじんの皮を向くモニヒョンをライバルと見なした俺は、

珍しく静かにじゃがいもの皮をむき始める。