騒音シェアハウス (ページ2)

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非・青春 1 ページ2

斉城said

『…ん？なんて？』

「もーう、だからパパの会社の同僚さんが貴方のことを西高校に特待生として入れてくれることになったのよ〜、ねぇパパ？」

「あぁそうとも、嬉しいだろう？」

『いやいやいや！！！てかあんたら関西弁どこいってん！！うちら貧乏やで！？学費なんて払われへんやん！！』

盛大に味噌汁を零しかけた土曜昼12時。

私の家はかなりの貧乏だ。

私を長女と始まり次女三女四女、長男次男三男、と、とにかく家族が多い。

こんな大家族なのに父はただのサラリーマン、普通のサラリーマンの年収じゃ補えるわけもなく家族全員私服はボロボロだし毎日ご飯はかなり少ない。

それなのに西高校！？

西高校やで！？！

※

西高校が分からない君に説明しよう。

つまりはそういうことだ。

※

何この使えない説明機能、捨てとこ。

じゃなくてえええ！

西高校っていうのは、関西1のお金持ち校で、もちろん生徒もかなりのお金持ち。

私みたいな貧乏家の娘が入れるとこちゃあ、場違いや。

『そもそも通うにしても遠いやん！無理やわ！』

「あ、そこは心配せんといて！シェアハウスしてもうから！」

やっと関西弁に戻った母。

『oh…one more Please』

今度は私の言葉が可笑しいみたい。