【ゴールデンカムイ】兵器な彼女【尾形百之助】 (ページ18)

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18話。ページ18

Aside

家永さんが作ってくれたご飯を食べながら今後のことを話した。とりあえず、別ルートで別れて月形へ向かうこと。アイヌの女の子はアシㇼパという名前だということ。

今日は色んな人と出会ったせいか、なんだか疲れていた。

外に出て涼む。三日月が浮かんでいて星もよく見える。辺りは、風で葉が揺れるざわざわとした音しか聞こえなかった。

｢どうした。1人か｣

と、横に現れたのは尾形上等兵。彼は私の隣に腰を下ろした。

『...尾形上等兵、』

｢わかってるよ。今日のことは悪かった。｣

『っっ...』

何もわかってないじゃない。そうやってふらっと消えちゃう。もう一生会えないんじゃないかって肝を冷やすことが何回あったか。

そう思うと、気づいた時には彼を押し倒して跨っていた。

｢A、｣

『あんたはいつもそうだ...っ、私の気持ちなんか考えないで....近くにいたいって思っちゃダメなの...！？だったらなんであのとき私に手を差し伸べたのよ...ッ』

ぼろぼろと涙が零れる。全部彼の顔に落ちていく。
もう感情を抑えきれない。気づいた時には、私は彼を押さえつけて接吻していた。

『ん.....』

尾形上等兵は目を見開いてビックリしていたが口を離すと、ぺろっと舌なめずりをして体を起こし、私の頭を押さえつけて口の中に舌を入れてきた。

『んッ！？...ふ...ふぅ、ぁ...んむ、も、くるひ、...』

｢初めてだろ、キス。気持ちよかったか？だらしない顔になってるぞ。そんなにとろんとして...｣

『ぇ.....あ、...ぅ.......』

呼吸の乱れが止まらない。どうしよう、私今すごく興奮しちゃってる...

｢もうどうすればいいかわかんねぇんだろ...身体が熱くて疼く、けど対処出来ない。そうだろ？｣

『はぁ.....はぁ.....そぉ、そぉですっ.....助けて...』

｢大丈夫だ。ゆっくり深呼吸しろ。俺が気持ちよくしてやるからな...心配いらない。｣

彼は私の耳元でそう囁くと、ゆっくりと私に覆いかぶさった。