第二章〜炎の弓使い〜 ページ10
樹
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大我「はっ、…はっ…」
北斗「刀は真っ直ぐだ、もっとはやく振りおろせ」
大我「は、はい!!!」
樹「………」
北斗「……珍しいな、刀の稽古見学だなんて」
樹「……別に、」
庭で素振りをさせている男と面倒を見る北斗。
ふと松の木の下に目をやると俺を見つめて苦笑いをする俺の相棒。
樹「あいつ、強くなれそうなの?」
北斗「…んー」
樹「…責任もてよ。あれ戦力になんなきゃ意味ない」
北斗「ふふっ、なぁ、
なんでそんな不機嫌なんだよ」
樹「…は?」
不機嫌?俺が?
樹「別に不機嫌じゃねぇし」
北斗「お前それでジェシー達にあたんなよ」
樹「あたんねーし別に」
大我「北斗さん!!!!」
北斗「あ〜1回休憩しよう。
樹、菓子たべてくか?」
樹「いい。もどる。」
北斗「あ、そう?じゃぁまたな」
樹「夜、また来るわ」
北斗「待ってる」
.
.
__
大我「…あの」
北斗「?」
大我「…無意識に、樹さんになんかしちゃったかな、俺、…それが心配で…」
北斗「…本人に聞け。
俺は人間関係までは教えられない」
_____
ムカつく、ムカつく
大して戦力にないやつを部隊にいれて
その上氷屋敷で引き取るだなんて…!!
樹「ありえねーつーの!!!!」
?「…落ち着いてください、樹様…」
樹「ちょっと、黙ってろ」
?「あ、そういえば…氷屋敷に金髪の少年がいましたね。彼は?」
樹「…目黒、お前…」
目黒「…はい?」
樹「…頼みがある。」
目黒「…はぁ、…」
樹「___________」
目黒「樹様…それは…」
樹「いいから、お前がクビになるのは阻止するから」
目黒「だとしても、彼は…まだ…」
樹「いい。問題ない。氷屋敷と北斗の安否も必要だから_____にしてくれよ。」
目黒「……それは、お応えできません」
樹「目黒っ…!!」
目黒「御館様に知られたら貴方は炎屋敷の主を辞めざるおえないんですよ!?」
樹「………あ、そう?
なら、このことは他言禁止な」
目黒「…樹様…!」
樹「…これっぽっちも返事出来ねぇの?」
目黒「っ、…御意…」
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15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます!ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです!また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします! (2021年2月3日 22時) (レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています!私は、2番を見てみたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる5つのストーリーなら私は1番が好みです!もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月21日 20時