第五章 ページ45
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大我「う〜ん!!やっぱ母ちゃんのご飯上手いわ〜」
母「毎日食べてるじゃないの」
夢。だとしてももう覚めなくてもいい
このまま、一生眠ってここにいたい。
そう思った。
父「そう言えば、佐久間くん、今日来るんだろ?」
大我「…え?」
父「お前も教えて貰えよ〜刀の振り方」
この幸せは長くは続かないな…
即座にそう感じてしまった。
母「ねぇ、大我?」
大我「ん?」
母「なんで母さんたち置いてったの?」
大我「え?」
父「実の息子に置いてかれるなんて、思わなかったなぁ、」
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大我「…っ、かあ、ちゃん、とうちゃん、」
傍にある刀を震えてる手で持った。
この空間に油断をしていたんだ。
ここ、離れなきゃ…さっくん来る前に…行かないと…
でも、どうしたらっ…
母「そんな子に育ったなんて、恥ずかしいわぁ」
父「騎士の息子がなぁ、…」
大我「…っ、ちがう」
俺が1番わかってるのは家族の俺だろ
父ちゃん達はこんなこと言わない。
心優しいはずだ
母「ねぇ、なぜ見捨てたの?」
大我「…、やめてよっ、」
父「家族見捨てるなんてなぁ、」
佐久間「こんちゃ〜!おばさ〜ん?」
大我「…!さっくん…?」
"もし、眠らされたら、迷わず自分の首を斬るんだ"
大我「…できないよっ、樹さん、」
父ちゃんと母ちゃんと離れたくない
俺が悪いなら、その分罪を償いたい…
佐久間「正義に溢れてて、ムカつく」
大我「…さっくん、」
さっくんにまで言われたら、俺は終わりだよ…
大我「…殺して、いいよ」
'
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"なら剣士になれ"
"戻ってこい京本大我…!"
大我「…!ほくと、さん?」
"斬るべきものはそこにある"
大我「っ、ごめん…俺、…あああああああああああ!!」
俺は持っていた父親の刀で自分の首を斬った。
キーーーーーーーン
大我「…!!」
樹「!きょも!」
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15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます!ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです!また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします! (2021年2月3日 22時) (レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています!私は、2番を見てみたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる5つのストーリーなら私は1番が好みです!もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月21日 20時