第一章 ページ5
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北斗「…元々人間の鬼は、苦しいんだ。体が鬼に侵食されていくのだから。ずっと、ずっと苦しむ。
本当に母を想うのなら斬らなければならない」
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大我「………っ、」
"大我…逃げてっ！"
"大我"
"大我、走れ！！できるだけ遠くに…！！"
襲われてる間際、父ちゃんの母ちゃんの必死な叫び声が蘇る。
北斗「…それでもお前は、生かしたいと思うか？」
"大我。ひとをまもれるようになれ"
大我「……母ちゃんは、人だ、…斬らないで、…」
北斗「………なら何故逃げた。」
樹「北斗…」
北斗「目の前で喰われてる両親を何故見捨て逃げた」
�眞蓮嵋姪様佑�やめください、
相手は刀も弓も握ったことのなに人間です」
大我「…っ、逃げろって、…いわれた」
北斗「…逃げたのだろ？言われるがままに」
認めたくないけど、そうだ
怖くて、俺を守ってくれた両親を見殺しにした。
大我「……はい」
俺は、最低だ
北斗「…悪いが斬る。だが、お前がもし本当に最期までお前を守り続けた両親を想うのならば
強くなれ。そして生きろ。生きて鬼を斬れ。」
大我「…う、、うわぁ、うわぁぁぁぁぁぁ！！！！」
北斗「……それが精一杯の恩返しだと思え。」
鬼だ、本当に鬼だ。彼こそ鬼だと思う。
人の家族を簡単に切り裂く。
もともと人間だった鬼も何食わぬ顔で斬る。
人の気も知らずに悲しみを言葉でぶった斬って
けれど、それがどこかで人を救ってると思うと悔しい。
大我「……母ちゃん、、ごめんっ、」
俺がもう少し強ければ
大我「ほんとに、まもれなくて、ごめんっ」
男なのに…守れなかった。
ｻﾞｼｭｯ…!!
大我「……っ、うぇ、、」
飛び散る母ちゃんの血。
人間とはかけ離れた気のする血の匂い。
吐き気がする、
大我「………っ、俺も、強くなりたい」
樹「志があるのはいいことだ」
北斗「…乗り越えた先にはきっと良い世界がある。」
大我「……っ、ﾋｸｯ､」
樹「……ごめんね」
大我「うっ…！！」
首元に強い刺激が通った。
その瞬間意識がどんどん薄れていく
「屋敷に連れてけ」
「御意」
「ちゃんと縛れよ。」
「御意…！！」
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15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます！ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです！また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします！ (2021年2月3日 22時) (
レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています！私は、2番を見てみたいです！ (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる５つのストーリーなら私は1番が好みです！もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです！ (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月21日 20時
