第三章 ページ27
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大我「…はっ…！！はっ…！！」
このくらいの小さな鬼なら、まだ行けるかも…
でも、首を斬らないといけないんたよね…
北斗さんは隊員の中で唯一首を斬らず毒で殺 す
そう言ってた。でもあんだけの筋肉と運動神経なら
きっと首も斬れるんだろうな
母ちゃんのことも斬ったけど首は斬らなかったな
斬るか、毒で死ぬか…どっちが楽なんだろうか
『……ﾋｯﾋｯﾋｯ……』
大我「……はぁっ…！！はっ…！！」
『ぐっ…』
何匹…倒したかな
1ヶ月の成果は凄いもので弱かった俺も刀で斬ることができた。
大我「うわっ、なにここ…ぶきみぃ…」
足を進めた先はさっきよりも遥かに暗い。
そして静か、虫の鳴き声も風の音もしない。
じめっとしてて気持ちが良くない
？「ｳｯｳｯ､…ﾋｸｯ…」
大我「…！！誰？」
？「…最終審査、受けてるの、でも弓、使えなくて…」
1人で泣いていた小柄な男の子。
俺よりも樹さん達よりもきっとだいぶ年下。
大我「…そうなんだ、大丈夫？」
？「僕、どうやって、戦えばいいの？」
大我「それは…」
あれ？たしか…
"初期審査と第二次審査は免除します。明後日最終審査を受けてください。貴方のみですよ。"
"最終審査、受けに来てるの"
この子最終審査受けに来てるって…
でも御館様や北斗さんは審査を受けるのは俺1人って
そもそも、こんな小さい子を1人にするほど、
御館様も樹さんたちも酷い人間ではない
それに樹さんは
"弓を使える隊員は今俺だけだ"
そう言ってた。
樹さんしか使えないのに、誰がこの子に教えたんだ？
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大我「…君、…大丈夫？」
違う、こんな言葉じゃない。
もっと確かめなきゃいけないことがある
"もし、上弦の鬼がいたら迷わず逃げろ"
あの屋敷で習ったことに姿形を人間にできる鬼は
下弦にも中弦にも存在しない。
この子は誰だ＿＿＿＿＿
？「……たいがくん」
大我「…！！樹さん…！！」
樹「そっちじゃない。戻ってきな」
大我「あの、今…！！あれ？」
樹さんに気を取られていて後ろを振り返ると
男の子はいなかった。
あれ…？なんか、おかしい…よね
大我「…っ…！」
これ、俺じゃ無理だ。
俺は鈴を勢いよく鳴らした。
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15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます！ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです！また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします！ (2021年2月3日 22時) (
レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています！私は、2番を見てみたいです！ (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる５つのストーリーなら私は1番が好みです！もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです！ (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月21日 20時
