第四章 ページ26
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北斗「…時間…だ」
樹「…頑張れよ」
北斗さんも樹さんもしっかりと見送ろうとしてくれていた。
2人は一応監視官として見てるみたいだけど
1人で鬼と戦うのはやっぱり不安だ。
北斗「…京本。」
大我「はい」
北斗「…もし、上弦の鬼に会ったら…手を出すな。絶対に」
大我「…え?でも倒さないと審査にならないんじゃ」
樹「馬鹿言うな。上弦まで行くと俺らでも1人じゃ相手できねぇよ」
"3人は唯一上弦の鬼まで登り詰めた"
それでも身体中ボロボロになったって言ってたもんな
北斗「…それと、…身の危険を感じたら迷わず逃げろ。」
樹「…指笛出来る?」
大我「…無理ですね」←
樹「お前さ、俺にあたり強くね?」←
北斗「ならこれを持っていけ」
北斗さんが出したのは小さな鈴だった。
リン、リンと華やかな音がなって、思わず聞き入ってしまう。
北斗「それを鳴らしたら、助けが来る。本当は俺が行きたいところだが、生憎まだ本調子じゃない」
樹「何も無いのに呼ぶなよ。腹減ったとか道にまよったとかで」
大我「…はい。ありがとうございます」
二宮「そろそろですよ」
北斗「…!」
樹「!御館様…お疲れ様です」
大我「お疲れ様です。」
二宮「京本くん。健闘を祈ります。おふたりも頼ましたよ」
北斗「…」
樹「北斗?」
北斗「あ、はいすみません…」
二宮「北斗。彼を信じなさい。師範として、信じなさい」
北斗「…っ、はい、」
二宮「なら、2人は持ち場につきなさい。」
樹北斗「「御意…!!」」
北斗「…くれぐれも、無理だけはするな。」
大我「はい!北斗さんも気をつけて!」
北斗「ふっ、ああ、」
そう言うと北斗さんと樹さんは木の上へと消えていった。
ここに鬼がいるんだ_____
二宮「……君は2人に"様"をつけないんですね」
大我「へ!?」
二宮「彼ら上下関係気にする人なので言うかと思いましたけど…君は本当に不思議だ」
大我「つけた方がいいですか?」
二宮「普通は付けるものですけどいいんじゃないですか?」
大我「は、はぁ…」
なんか試されてる?←
二宮「緊張は解けました?」
大我「え?!」
気づくと肩の力が抜けていてリラックスしていた
この人、すごいな
二宮「…では、…行きますよ」
"はじめ!"
"審査開始"____
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15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます!ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです!また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします! (2021年2月3日 22時) (レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています!私は、2番を見てみたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる5つのストーリーなら私は1番が好みです!もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです! (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月21日 20時