暴言二十 ページ25
『注文はうさ〇ですか?』
「…はい?」
『ご注文はお決まりですか?』
カウンターに座った敦くんにボケてみれば、きょとんとした顔をされたので即座に言い直す。ごめんね敦くん、純粋な君にしていいボケじゃなかったね。
「あっ、じゃあえっと……アイスラテ1つください」
『あいよー』
一旦厨房に戻りアイスラテの用意をする。
ちなみに太宰は拭ききれなかったから外に干した。
干し方は普通の洗濯物と同じです。少しは痛い目見やがれ無銭飲食男。
『はいアイスラテ、お待ちどおさん』
「ありがとうございます」
カップを両手で持つ敦くんはなかなかに可愛いと思う。なんか小動物っぽい。
こく、と一口飲み下した敦くんは「美味しい!」と顔を綻ばせた。可愛すぎません?ぜひ私の弟においで。
こくこくとラテを飲む敦くんがうさぎかなにかに見える。こりゃお姉様方にモテますわ。
『……うーん、とても災害指定猛獣とは思えないよなぁ』
「っ!?げほ、ごほっ!」
『うおっ、びっくりした』
「あああすみません!!」
慌てて服の裾で拭こうとする敦くんを制して、おしぼりを使い彼の服の汚れをポンポンと拭いた。
…シミにならないといいけど
「な、なんでその事を……」
『そりゃ一応情報屋やってますから』
むしろ知られてないと思ってたの?鈍感なの?可愛いね。
『シャツ白いから汚れ目立つなぁ……シミになる前に洗っちゃった方がいいよね』
「あっいや、お気遣いなく…!僕が悪いんですし…」
『いいよいいよ、敦くん替えの服あんまないンでしょ?
ついこの間漸く雨風を凌げる場所を手に入れたような子の服汚しておいて放っておけないでしょ』
「本当に大丈夫ですから…!」
『はーい私の家にれっつらごー!』
「ちょ、ちょっと……!」
遠慮されるとゴリ押ししたくなるよね(いい笑顔)
__________その頃の太宰(喫茶猫又の扉の前より)
「うふふ、出てる出てる
Aちゃんの世話焼き癖」
___________その頃の中也(マフィア本部より)
ぴろん
「ンあ?……誰だこのアドレス…………は!?」
[中也フラれるかもね!
[敦の服を拭くAの写真]]
「……にしてンだあの莫迦…!」
次回、修羅場の予感!Aは無事に誤解を解けるのか!!?デュエルスタンバイ!
1128人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ライム - もう更新はしないんですか?すごく面白いのでできれば完結まで進めてほしいのですが、 (2023年3月5日 5時) (レス) @page32 id: e7904a37c4 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - なるほどぉ… 神ですか?あっ、ほんほん。だと思いましたよっ!これからも応援してますので、頑張ってくださいっ!!あれ、誰と話してるんだろuu((( (2021年3月21日 3時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
akane_朱音 - ごちうさネタで戸惑う敦君可愛い (2019年10月17日 12時) (レス) id: 54998763e1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - あと何分…?!お、終わり?!あ、あの、無理せず頑張って生きてください!ずっと待ってます…! (2019年8月30日 14時) (レス) id: 19bb89c399 (このIDを非表示/違反報告)
福永陽太(プロフ) - 面白いと思います!・・・ご注文はうさぎですか?知ってるんですね (2018年9月23日 9時) (レス) id: 044a8ccaf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蟻 | 作成日時:2017年10月10日 21時