秘密 ページ17
『臣だけには、話しとこうかな。』
広臣『何を？』
『今から話すのは、2人だけの秘密。
私が、死にそうになったらみんなに伝えて。』
広臣『は？』
『…私が、ステージからいなくなった理由は、
留学とか、歌えなくなったとかそんなんじゃなくて、…太陽に当たっちゃいけない病気になったから。』
『XPって言ってね、皮膚の病気で、
アレルギーの1種みたいなんだけど、
太陽に当たったら、火傷みたいにかぶれて、
そのままガンに変わって、…死んじゃう病気。』
『言っちゃえば、太陽に嫌われたの。』
淡々と話す私に、ただ、視線だけ送る臣の顔を見れずにいた。
どんなこと思った？軽蔑したかな。
こんな病人のこと。
臣は、助けてくれる？
広臣『で、カーテンも締め切った状態だってこと？』
『そういうこと。』
広臣『そ。』
『…やっぱ、臣は臣だわ。笑』
広臣『はぁ？笑どういうことだよ。』
『別に。なんでもなーい。』
広臣『意味わかんな。』
『隆二くんも、こんな相方持って
可哀想だわ。笑』
広臣『どういうことだよ笑』
『てか、何しに来たの？』
広臣『暇だったから。』
『何処ぞの高校生だよ。』
広臣『死ぬなよ。』
突然かけられた言葉。
敢えて、何も返さなかった。
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吉 野 み ゆ - やばいです、途中泣きそうになりました更新頑張ってください (2020年4月25日 0時) (
レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
yuki - このお話めちゃめちゃ好きです！更新楽しみにしてます！！ (2019年11月4日 22時) (レス) id: 20390036ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エル | 作成日時：2019年9月10日 19時
