片桐兄妹【今日から俺は】 (ページ28)

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早いもんで、Aはもう中学生

もう反抗期が来る頃だ

相良｢A～
お前下着どこ直すよ｣

A｢いや、自分で直すから！
何言ってんの！｣

相良｢わりぃわりぃ、ついつい癖でよ｣

片桐｢相良…もうAはチビの頃と違うんだからそろそろ下着触るのやめろ
てか見るな｣

相良｢洗濯もんしてたらついつい見るだろ｣

片桐｢年頃なんだから考えてやれ｣

相良｢へいへい｣

俺らはもう20歳になるが、以前と何か変わったかと言われれば変わらない

でも、Aはだんだんと変わっていく

部活は入らず、家に帰って店の手伝いをしてくれる

A｢お会計、3つで1200円です｣

｢Aちゃん！たこ焼き1つ！｣

A｢はーい
お兄ちゃん、たこ焼き1つ｣

片桐｢はいよ｣

相良｢買ってきたぞー、キャベツの追加｣

片桐｢ありがとな｣

店は可もなく不可もなく

繁盛しているわけでも、赤字になってる訳でもない

ちょうどいいラインだ

そして、中学生になったAは余計に告白されるが全て跳ね除けてる

聞けば、"どれもこれもタイプじゃない""どいつも芋臭いし弱そう"と語る

中学生に何求めてんだこいつは

まぁ、周りにいたのがツッパリだらけじゃそんな思考にもなる

でもそれ以前にだんだん口が悪くなってる気がする

それはもう、男の環境で育った事が原因としか思えない

注意しても辞める気のないAは、絶賛反抗期中だ