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震え出した手を必死に抑えて、さらにスクロールしていく。



MS"お前の事信用してるから、分かってるよな?"



JM"もちろん、僕がミンソギを裏切る訳ないでしょ?"



MS"くれぐれもAには手を出すなよ。"



JM"もう、分かってるって。それよりこの前の、Aちゃん気持ち悪がってたよ"



MS"あぁ、知ってたのかよ。あれは虫除けだよ、もちろんお前も含めた、な"



JM"だからって彼女を泥酔させて全身にキスマーク付けるなんて気持ち悪すぎるよ!"



…あれ、ミンソク先輩だったの…?



信じられない、けれど、確かな証拠が目の前にある。



JM"ミンソギってAちゃんの事になると周り見えなくなるよね"



MS"そんな事ない"



JM"Aちゃんにキスしながら『好き好き好き好き好き好き…』ってずっと言ってる動画残ってたけど"



MS"早く消せ"



どういう、こと?



二人はどういう関係で私とどんな関わりがあるの?



もうこれ以上メッセージを見ていても気分が悪くなるだけだ。



それに、たぶん今もどこかから盗撮されてる…。



恐怖で立っていられないけれど、早く逃げないとどうなるか分からない。



必死で自分を奮い立たせて、スマホと財布だけ持って外に飛び出す。



行く宛なんてないけれど、早く逃げないと。



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新幹線に乗ってどのくらい経っただろうか。



とりあえず終点まで乗り続けて、着いた先のホテルで一晩を過ごす事にした。



少し冷静になってみれば、やりすぎたかも知れないし彼らのやりとりが真実かなんてわからないのに。



でも身体の震えは正直で、思い出しただけで呼吸が乱れる。



食欲なんてあるはずないし、何も喉を通らないだろうからシャワーだけ浴びて寝る準備に取り掛かる。



今はまだ落ち着けてないけれど、少し寝れば大丈夫なはず。



私は無理やり目を瞑って、何も考えないようにした。



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精神的な疲れと肉体的な疲れからか、思いのほか深い睡眠を取ってしまった。



それでも気分は晴れなかった。



会社に休みの連絡を入れるのさえ気が滅入って躊躇ってしまう。



ちゃんとしないとダメなのに、ミンソク先輩の声を聞きたくない気持ちが勝ってしまう。



起き上がって洗面所に向かう。



…連絡は後でいいや。



顔を洗おうと鏡を見ると、映る自分に目を疑った。



首元、から全身に。



あの時の恐怖がフラッシュバックする。



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ぼぷぴ(プロフ) - 貴方様が書くお話、本当に面白いです…!!今回のギョンスのお話も最高でした…いろんな意味でドキドキが止まりませんでした!!これからも応援しています! (2020年3月24日 16時) (レス) id: eb25947e96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - 1話1話がすごく読み応えがあって面白いです。シウミンさんの物語とスホさんの物語が個人的にすごく好きです。これからも作者さんのペースで更新して頂けるとうれしいです。 (2020年3月17日 3時) (レス) id: 622a208a12 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 今日初めてこの小説を見つけたのですが、とてもハマって一気に読んじゃいました。どれも狂気的で特にセフンくんのは結末に鳥肌がたちました。すごく面白かったです。これからも頑張ってください! (2020年2月27日 1時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nel_ | 作成日時:2020年2月2日 1時

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