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ぐび、とビールを飲んだ瞬間にチャイムが鳴って誰かの訪問を知らせた。
「…嘘、誰よこんな時間に。」
電話やらチャイムやら、今日はやたらと私に用事のある人が多いな。
おかげで全然飲めない。
とりあえず近くにあったパーカーを羽織って、素足で玄関に向かう。
もうそこそこ夜中だし、宅配を頼んだ訳でもないからよっぽどの非常識な人？
ドアの前で鍵を開けると同時に外から声が聞こえた。
JM「Aちゃーん、こんばんは〜。」
優しくて柔らかいこの声は、さっきまで噂してた人のものだ。
「オッパ！こんばんは！」
ジュンミョニオッパはお疲れの様子だけど、手にはちゃっかりお酒とおつまみの入った袋を持ってる。
さすが、私の事分かってるわ。
家の中にオッパを招き入れて、何か有り合わせのものでご飯でも作ろうかとしたけれどそれは止められた。
「どうしたのこんな時間に。別に迷惑じゃないからいいけど。」
JM「美味しいお酒貰ったからおすそ分けだよ。僕だけじゃ飲めないからね。」
オッパが袋から取り出したのは、一般人じゃ到底買えない高いお酒。
じゃーん、と効果音をセルフでつけて少しどや顔をしてて可愛いし、嬉しい。
早速グラスを用意して、二人で乾杯をする。
「さっき実家から電話かかってきて、ちょうどジュンミョニオッパの話してたの。」
JM「そうなの？Aちゃんのオンマにも久しぶりに会いたいなぁ。それで、どんな話してたの？」
「あー、彼氏出来たか聞かれて。オンマがジュンミョニだったらいいわねーって言ってた。」
自虐的な笑いを浮かべて、お酒を飲み干す。
こんな冗談本人に話しても困るだろうに。
同意を求めようと隣を見ると、私が想定していた反応とは少し違う様子のオッパ。
…もっと困った顔か、バカにして笑ってくれると思ってたのに。
JM「…そうだな、僕もAちゃんとなら…。あ、もちろんAちゃんが良ければの話だけどね！？」
顔を真っ赤にして早口にまくし立てるオッパに、私もどうしていいか分からなくなる。
だって、あのオッパのそんな姿見たことない。
JM「ずっと言おうと思ってたんだ。Aちゃんのこと好きだって。」
「ぶぇっ！？！？」
思わず口に含んでいたお酒を吹き出しそうになる。
…こんな展開聞いてない。
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ぼぷぴ(プロフ) - 貴方様が書くお話、本当に面白いです…！！今回のギョンスのお話も最高でした…いろんな意味でドキドキが止まりませんでした！！これからも応援しています！ (2020年3月24日 16時) (
レス) id: eb25947e96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - 1話1話がすごく読み応えがあって面白いです。シウミンさんの物語とスホさんの物語が個人的にすごく好きです。これからも作者さんのペースで更新して頂けるとうれしいです。 (2020年3月17日 3時) (レス) id: 622a208a12 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 今日初めてこの小説を見つけたのですが、とてもハマって一気に読んじゃいました。どれも狂気的で特にセフンくんのは結末に鳥肌がたちました。すごく面白かったです。これからも頑張ってください！ (2020年2月27日 1時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nel_ | 作成日時：2020年2月2日 1時
