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お風呂から出ても気持ちが晴れるわけがなかった。
…考えられる可能性としては、今目の前に居るジュンミョニオッパかミンソク先輩。
…いや、どっちもありえないでしょ…。
でももしジュンミョニオッパだったら？
JM「…どうしたの？体調悪い？」
朝ごはんを食べる手を止めずに問いかける姿に、言い表せない恐怖が襲いかかる。
「なんでもない…。」
オッパを疑ったことなんて今まで一度もなかった。
でもこのまま信用し続けるのも無理な話だった。
JM「あ、この後Aちゃんが行きたいって言ってたモールに行こうよ！久しぶりに会えたんだし、休日だし！」
ニコニコ笑っているけれど、その笑顔の裏には何が隠されているんだろう。
「…あのさ、昨日の夜何かした？」
怖いけれど、聞くしか解決策はないと思った。
そっと顔色を伺うと、きょとんとしたオッパと目が合う。
…やっぱり私の思い違いだよね…？
JM「何もしてないけど…。」
澄んだ黒い瞳が、真実を物語っているようだった。
「…そう。変なこと聞いてごめんね。」
…だとしたら。
…いや、まさか。
考えるのすら怖いけれど、そうなのかも知れない。
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結局あの日はオッパには帰ってもらって、家で一人で過ごした。
次の日も、また次の日も消えない全身の内出血の痕。
それでも出勤しなければいけないし、ミンソク先輩を避けることは出来ない。
憂鬱な気持ちを押し込んで会社に向かうと、いつも通りしかめっ面のミンソク先輩がいた。
「おはよう、ございます…。」
MS「あぁ。」
いつもと変わらないミンソク先輩。
…やっぱり私の思い過ごしなのかな。
MS「ジュンミョンってやつ、本当にお前と何も無いんだよな？」
パソコンから目を離さずに、声のトーンもそのまま。
まるで挨拶のように聞いたミンソク先輩の真意は見えない。
「はい、そうです、けど…、」
MS「案外アイツはそう思ってないかもな？」
椅子を引いて、一瞬だけ目を合わせて去っていく。
含んだ言い方に、反応が遅れた。
他の社員は忙しなく動いているし、電話の音やら何やらでオフィス内は騒がしいはず。
でも、ミンソク先輩だけスローモーションに、音が消えたみたいにゆっくり笑った。
動けずにその場で固まっていると、誰かに肩に手を置かれて咄嗟に振り返る。
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ぼぷぴ(プロフ) - 貴方様が書くお話、本当に面白いです…！！今回のギョンスのお話も最高でした…いろんな意味でドキドキが止まりませんでした！！これからも応援しています！ (2020年3月24日 16時) (
レス) id: eb25947e96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - 1話1話がすごく読み応えがあって面白いです。シウミンさんの物語とスホさんの物語が個人的にすごく好きです。これからも作者さんのペースで更新して頂けるとうれしいです。 (2020年3月17日 3時) (レス) id: 622a208a12 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 今日初めてこの小説を見つけたのですが、とてもハマって一気に読んじゃいました。どれも狂気的で特にセフンくんのは結末に鳥肌がたちました。すごく面白かったです。これからも頑張ってください！ (2020年2月27日 1時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nel_ | 作成日時：2020年2月2日 1時
