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「…ヨボセヨ?」



JM「あ、Aちゃん。出てくれて良かった〜。」



相変わらず癒されるこの人の声と雰囲気。



年上なのにふわふわしてて可愛いんだよね。



「オッパ、こんばんは。どうしたの?」



ジュンミョニオッパは幼馴染で、今でもこうしてたまに連絡を取り合う仲だ。



優しくて穏やかで、ミンソク先輩とは正反対なのに彼女がいないのが不思議でならない。



JM「いやぁ、今何してるかなぁって。僕は今仕事終わったんだけど。」



オッパがはにかみながら通話している姿がすぐに目に浮かんで、思わず笑みが零れる。



「お疲れ様。私は今から…、なんだろ、暇ではなさそう。」



自分でもわけがわからない回答だけれど、実際わからないから仕方がない。



JM「あはは、何それ。今から食事でも誘おうと思ったのに。でも声が聴けて良かったよ。」



「え、っと…、お誘いありがとうね、じゃあまた。」



JM「うん、また。おやすみ。」



そう言うと、電話が切れてまたまた痛い視線が突き刺さる。



うっかり行きたかったと言おうとしてしまって、慌てて切る形になってしまったけど大丈夫だろうか。



…だって、本当にミンソク先輩と何処かに行くくらいならジュンミョニオッパとご飯行った方が楽しいし。



MS「…気が変わった。お前彼氏居るならこの後飲むのやめた方がいいだろ。」



「あ、さっきのは彼氏じゃなくて、幼馴染のジュンミョニオッパで…、」



言おうとしてもミンソク先輩が運転手に行き先を変えようとする言葉に重なって、聞いてくれそうにない。



MS「って事で俺帰るけど、家どこ?一応送ってやる。」



「いや!いいです本当に、彼氏じゃないので!飲みに行きましょう!ね?」



別に行きたい訳ではない、というか行きたくないのにジュンミョニオッパが彼氏という事を否定したくて必死で言ってしまった。



MS「…じゃあ、やっぱり行き先そのままで。おい、分かったから落ち着け。」



タクシーの運転手にそう伝えると、ミンソク先輩は面倒くさそうに座り直した。



「あー…、すみません。ちょっと焦っちゃいました。」



そして窓の外を見て、何かを考えたような顔をしてる。



まあいいや、タダでお酒が飲めると考えれば。



…ミンソク先輩が払ってくれるかは分からないけれど。



たぶんミンソク先輩のことだから、高級ワインとか飲ませてくれるんじゃないかな!?



酔う前に帰れば、なんとかなるでしょ…。



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ぼぷぴ(プロフ) - 貴方様が書くお話、本当に面白いです…!!今回のギョンスのお話も最高でした…いろんな意味でドキドキが止まりませんでした!!これからも応援しています! (2020年3月24日 16時) (レス) id: eb25947e96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう。(プロフ) - 1話1話がすごく読み応えがあって面白いです。シウミンさんの物語とスホさんの物語が個人的にすごく好きです。これからも作者さんのペースで更新して頂けるとうれしいです。 (2020年3月17日 3時) (レス) id: 622a208a12 (このIDを非表示/違反報告)
猫わかめ - 今日初めてこの小説を見つけたのですが、とてもハマって一気に読んじゃいました。どれも狂気的で特にセフンくんのは結末に鳥肌がたちました。すごく面白かったです。これからも頑張ってください! (2020年2月27日 1時) (レス) id: d5ef40128c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nel_ | 作成日時:2020年2月2日 1時

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