３個 ページ4
ステルス「だから面倒ごとは嫌いなんだよな。」
燃えるような夕焼けの中、ステルスは1人盗品蔵に佇んでいた。
周囲一帯に血溜まりがあり、合計して5人の死体が点々と存在している。
ステルスも無傷ではなく、所々に切り傷があり、全身に返り血を浴びていた。
ステルスは溜息をつくと手に持っていたククリナイフを仕舞い、今し方殺 した女の懐からある物を取り出した。
それは夕日に照らされ輝いた。
＿＿徽章、だ。
盗品蔵の中はほとんど荒れていない。
ステルスが外に騒ぎを知られるのを防ぐために魔法を使わなかったからだ。
ステルス「本当に面倒だ。」
ステルスはエミリアの傍らに立つ。
ステルスが盗品蔵に入った時には、既に2人は倒れていて、息がないのは明らかだった。
エミリアの首の結晶に触れ、マナを流し込んだ。
結晶が淡い光を放ち、輪郭をはっきりさせる。
ステルス「＿＿大精霊殿。」
パック「やあ。ステルスか。
＿＿説明が欲しいな」
ステルス「私が来た時には手遅れでした。
その為犯人である彼女＿＿腸狩りのエルザを始末し、こちらを回収しました。」
ステルスは徽章をパックに見せた。
パック「＿＿そんな物の回収の為だけにリアを殺したのか」
ステルス「私が来た時には既に＿」
パック「嘘だ。
ずっと、ボクたちに付いて来てたじゃあないか。」
ステルス「＿お気づきになられてましたか。」
ステルスは溜息をつき、肩をすくめた。
周囲の温度が急激に下がる。比喩ではない。
ステルス「＿＿本気ですか？」
パック「リアとの契約だからね。」
それを聞いたステルスは苦笑し、杖を取り出しパックに向けた。
ステルス「＿＿では、この国の騎士として抗わせて頂きます。大精霊殿。」
パック「最後に聞こうか。
＿＿君の目的はなんだ。」
ステルス「最後、ですか。
どちらの最後でしょうね。まあいいでしょう。
＿＿あの方の仰せのままに、ですよ。」
パック「＿＿＿アル・ヒューマ」
ステルス「聞いておいて無反応ですか。
＿＿アル・ゴーア」
ーーーー
数分後、騎士団が駆けつけた頃には盗品蔵は原型をとどめておらず、5人の死体のみが残っていたという。
近くの建物の屋根に立つステルスは1人の少女を抱えていた。
少女はステルスの腕の中で静かに眠っている。
先程貧民街の一角で保護したのだ。
＿＿保護と呼べるかは曖昧なところだが。
ステルス「……つまらないなあ。」
ステルスは1人呟くと夜の闇に消えた。
ラッキーアイテム
スニーカー
ラッキー魔法
バ○ス←スバル((
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皐月蒼＆夜/夜月(プロフ) - 文スト外伝は絶対見てほしいさん» コメントありがとうございます！そうなんです、太宰さんに似たキャラがいいと思って生まれた主人公くんです！笑 更新ゆっくりですが気長にお待ち頂けたら嬉しいです♡ (9月17日 19時) (
レス) id: 4bb7d6719c (このIDを非表示/違反報告)
文スト外伝は絶対見てほしい - とっても面白いですね！主人公が太宰さんに似てる！好き！これからもこの作品を応援しています。 (9月15日 22時) (レス) @page13 id: 7afe0da078 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - まとめての返信になるのですが更新はします！ただ受験生のためかなり遅いです、、ぼちぼち書いてるのでご安心ください！ (2020年4月17日 15時) (レス) id: 1190da7c8b (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - ﾓｳｺｳｼﾝﾊｻﾚﾅｲﾝﾃﾞｼｮｳｶ(超小声） (2020年3月17日 3時) (レス) id: 20c3ff5d84 (このIDを非表示/違反報告)
あっすー(プロフ) - ちゃんと読みたいです！ わがまますみませんが、このサイト一番のお気に入り作品はこれなんです！ (2020年3月12日 22時) (レス) id: a6a724eeeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2018年12月31日 14時
