「ベティー優しい。」 ページ22
暫くしてベアトリスは治療を始めた。
ステルス「……ベティー？何して…」
ベアトリス「呼吸も咳も収まらないくせに、何が大丈夫なのかしら。」
ステルス「……悪い。」
ベアトリス「寝ても良いのよ。治療が終わったら帰るかしら。」
ステルス「ああ。そうする。」
そう言うとステルスは目を瞑った。限界だったのだ。
少しずつ呼吸は穏やかになっていった。
ステルスの様子が元どおりになったことを確認し、ベアトリスは部屋を出た。
ベアトリス「＿＿＿＿＿ニンゲンなんかに肩入れするなんて、レインも…ステルスも変わってしまったかしら。」
最後に、そう寂しげに告げて。
ーーーーー
その日の夕食の場にはステルス以外の全員が集まっていた。
スバル「あれ？ステルスは？」
レム「レイン君は体調が優れないからと部屋に。
スバル君、レイン君に何をしたんですか。」
レムが鋭くスバルを睨む。
スバル「うぇ！？俺が原因！？」
エミリア「スバル、正直に言って。何をしたの」
スバル「エミリアたんまで！
誤解だって！朝以来会ってねえし！！」
そこに第三者の声が混じる。
ステルス「そうそう。俺とスバルは朝以来会ってねえよ。」
レム「レイン君！」
ステルスは近づいてきたレムを優しく撫でる。
ステルス「ベティー、ありがとな」
ベアトリス「べ、別に大した事はしてないのよ。
でも感謝してくれていいかしら。」
ベアトリスは頰を赤らめそっぽを向いた。
ステルス「うん。感謝しとく」
ーーーーー
そして、スバルが屋敷に来てから4日が経った。
ステルスは庭園を散策していた。
無駄に広いが芝生は綺麗に整えられている。
ステルス「＿＿＿＿＿。」
ある姿を見つけステルスは僅かに息を詰める。
すると、その人物はこちらを振り向いた。
その大きな紫紺の瞳と目が合う。
エミリア「＿＿＿ステルス。」
座るエミリアを必然的に見下ろしてしまう。
ステルス「失礼致しました。ご一緒しても？」
エミリア「いいのよ。そんなに固くならなくても」
ステルスはエミリアの前に腰を下ろす。
エミリア「すごーく気になってたんだけど、ステルスは何故屋敷に？」
ステルス「副団長殿直々の命で。王戦の、」
ステルスは1度言葉を切った。既に話としては軽く聞いているはずだ。
エミリア「パックが気にしてたから。彼の事も」
ステルス「それが正しい反応ですよ。
＿＿エミリア様、少しお話が。」
ステルスの真剣な表情に、エミリアも表情を引き締めた。
ラッキーアイテム
スニーカー
ラッキー魔法
バ○ス←スバル((
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皐月蒼＆夜/夜月(プロフ) - 文スト外伝は絶対見てほしいさん» コメントありがとうございます！そうなんです、太宰さんに似たキャラがいいと思って生まれた主人公くんです！笑 更新ゆっくりですが気長にお待ち頂けたら嬉しいです♡ (9月17日 19時) (
レス) id: 4bb7d6719c (このIDを非表示/違反報告)
文スト外伝は絶対見てほしい - とっても面白いですね！主人公が太宰さんに似てる！好き！これからもこの作品を応援しています。 (9月15日 22時) (レス) @page13 id: 7afe0da078 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - まとめての返信になるのですが更新はします！ただ受験生のためかなり遅いです、、ぼちぼち書いてるのでご安心ください！ (2020年4月17日 15時) (レス) id: 1190da7c8b (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - ﾓｳｺｳｼﾝﾊｻﾚﾅｲﾝﾃﾞｼｮｳｶ(超小声） (2020年3月17日 3時) (レス) id: 20c3ff5d84 (このIDを非表示/違反報告)
あっすー(プロフ) - ちゃんと読みたいです！ わがまますみませんが、このサイト一番のお気に入り作品はこれなんです！ (2020年3月12日 22時) (レス) id: a6a724eeeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2018年12月31日 14時
