１０個 ページ11
淡く輝く青い光＿＿先程ルパンがステルスにかけたものと同じ、癒しを司る水の波動だ。
その光を横目に、ステルスはフェルトに近づいた。
フェルト「な、何だよ」
ステルスは警戒心むき出しのフェルトに微笑みかける。
ステルス「何もしないよ。
ただ、徽章を返して貰わないと」
フェルト「命を助けてもらったんだ。恩知らずな真似はできねーしな。返すよ。」
フェルトが諦めた顔で徽章を差し出す。
その徽章のきらめきに、ステルスは目を細める。
フェルト「痛いっつの……放せよ！」
フェルトの細い腕をステルスが掴んでいた。
フェルトの声に全員が此方を見る。
ステルス「＿＿＿ラインハルト」
今までとは違うステルスの低い声にラインハルトが駆け寄る。
そのフェルトの手のひらの徽章を見たラインハルトがステルスと同じ結論に至り、目を見開いた。
ラインハルト「…君の名前は」
フェルト「ふぇ、フェルト…だ」
ラインハルト「家名は？年齢はいくつだい？」
フェルト「孤児だぜ？そんなもんねーし…つか放せよ！！」
フェルトの叫びを聞くがステルスは手を緩めず、フェルトを気絶させた。
ラインハルト「エミリア様、先程の約束は守れなくなりました。」
ステルス「ラインハルトが保護してくれ。
あと、ルパンをフェリスのところに送ってやってくれ。
俺がエミリア様の護衛につく。
どちらにせよロズワール伯のところへは行かなきゃいけなかったしな。」
ステルスは立ち上がり徽章をエミリアに返す。
ステルス「ではエミリア様。私が帰りを護衛させていただきます。
それともう一つ。
私はこの王都を離れた瞬間に騎士では無くなりますのでご理解を。」
エミリア「それは…どう言う意味？」
ステルス「簡潔にまとめれば、このように礼儀を表すことが無くなるかと。」
エミリア「……それについては構わないわ。そう言う命令なんでしょう。」
ステルス「素早いご理解感謝します。」
ステルスは深々と礼をし、スバルを担ぐ。
ラインハルト「ステルス、スバルを頼んだよ。」
ステルス「おう。任せとけ。」
その言葉を最後にラインハルトは盗品蔵を出た。
ーーーー
ラインハルト「落ち着いて月を見れるのは、今日が最後かもしれないな＿＿」
ラインハルトの囁きは、彼らを見下ろす月だけにしか届かなかった。
ラッキーアイテム
スニーカー
ラッキー魔法
バ○ス←スバル((
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皐月蒼＆夜/夜月(プロフ) - 文スト外伝は絶対見てほしいさん» コメントありがとうございます！そうなんです、太宰さんに似たキャラがいいと思って生まれた主人公くんです！笑 更新ゆっくりですが気長にお待ち頂けたら嬉しいです♡ (9月17日 19時) (
レス) id: 4bb7d6719c (このIDを非表示/違反報告)
文スト外伝は絶対見てほしい - とっても面白いですね！主人公が太宰さんに似てる！好き！これからもこの作品を応援しています。 (9月15日 22時) (レス) @page13 id: 7afe0da078 (このIDを非表示/違反報告)
皐月蒼＆夜(プロフ) - まとめての返信になるのですが更新はします！ただ受験生のためかなり遅いです、、ぼちぼち書いてるのでご安心ください！ (2020年4月17日 15時) (レス) id: 1190da7c8b (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - ﾓｳｺｳｼﾝﾊｻﾚﾅｲﾝﾃﾞｼｮｳｶ(超小声） (2020年3月17日 3時) (レス) id: 20c3ff5d84 (このIDを非表示/違反報告)
あっすー(プロフ) - ちゃんと読みたいです！ わがまますみませんが、このサイト一番のお気に入り作品はこれなんです！ (2020年3月12日 22時) (レス) id: a6a724eeeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2018年12月31日 14時
