孤独の中で見つけた光

虚ろな瞳で ページ22

〜Aside〜








河｢っ危ない！！！！｣









ｷｷーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー








貴｢っえ？｣









ﾄﾞﾝｯ









嫌な音が、聞こえた









私の足元に転がっているのは









ゆずる、さん…？









頭から流れ出る赤い血に触れた









赤い…血？









運転手｢大丈夫ですか！？きゅ、救急車｣









何が、起こったの？









運転手さんが救急車を呼ぶ









救急車が到着した








隊員｢あの、お知り合いの方ですよね？乗ってください！｣









貴｢…｣









隊員｢早く！！｣








急かされ、私はようやく救急車に乗り込んだ









病院に付き、治療中









事故の知らせを聞き、慌てて駆けつけた芸人仲間達が集まった









秋山、山名、川西、水田、稲田、昴生、亜生、盛山
そしてスタッフさん









亜｢A！！大丈夫か？！何があったんや？！｣









亜生…









皆に、説明しないと…







私は口を開けて説明しようとした








貴｢っ…。｣








亜｢…え？｣









声が、出ない…？









皆から見た私はただ口をパクパクさせてるようにしか見えない









必死に声を出そうとするが、声にならない息が漏れるだけ








でも、みんなにそれは伝わらない








秋｢Aちゃん、何やってるん…？｣









川｢A、まさか声が出ぇへんのんか？｣









皆｢え？！｣

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