孤独の中で見つけた光

告白 ページ21

〜河井side〜






…こいつは、ほんまに自分の事を分かって無さすぎるな






河｢なぁ、A｣






貴｢なんですか？｣






河｢好きや｣






貴｢え？｣






！？！？





俺、何言うてんねん









…でも、これが俺の本当の気持ちなら








河｢俺は、Aの事が好きや。｣






貴｢…？！｣








あかん。ビックリしすぎて声も出ぇへんみたいやな







貴｢ゆずるさん…。それって、どういう…？｣







河｢好きやから、付き合うて欲しい。｣









…そこまで言って俺は気づいた







けんちゃんとの距離感とか、ファンの人の誹謗中傷で傷付いてるAに言うべきじゃなかった









河｢あ、ごめ、ん。こんなん急に言われてもビックリするよな。｣









気づいた時には、遅かった









Aは、みるみるうちに涙目になった









河｢大丈夫、か？｣







肩に手を置こうとしたその瞬間







パッと振り払われてしまった







貴｢あ、すみ、ません…。あの、私…！｣









Aはそのまま、外に飛び出してしまった








慌てて俺もその後を追った









Aは気が動転しているらしく、赤信号になっているのに気が付かず、道路に飛び出してしまった







見ると、大型トラックがAの方に走って来た









河｢っ危ない！！！！｣









ｷｷーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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