孤独の中で見つけた光

決意 ページ15

〜Aside〜




怖い怖い怖い怖い…




やっぱりそうなんや





私なんか、川西さんのそばにいちゃいけない





こんな手紙はよくあるし、Twitterでもよく言われてる




でも…





こんなの、慣れない







川西さんが私の手をそっと握ってくれた





心が軽くなった









ーーだけど








パッ






貴｢あっ｣





貴｢ごめん、なさい｣






反射的に離してしまった





大好きな、この手を





でも、これでいいんだ





これで川西さんにも迷惑かけないし、私のアンチだって減る





この場にいるのが辛くなる





貴｢ちょっと、飲み物買ってきますね｣





川｢あ、ほな俺が買うーー｣


貴｢大丈夫です！！｣





貴｢大丈夫です…ほんとに｣







失礼やって分かってる





でもーー








ガチャ






買ったジュースを取る









ポロッ









貴｢…え？なん、で？こんなの、慣れてるはず、なのに｣







ボロボロボロ







溢れた涙は止まらなかった






貴｢なんで？仲良くしちゃいけないの？｣







私はうずくまって泣いた






泣いて泣いて泣き続けた






貴｢みじめ…｣





私はゴシゴシっと涙を拭き取り決意した







お笑いのことだけ考えよう





仲良く、とかそんな事にうつつ抜かしてるからこんなことになるんだ





川西さんとは距離を置こう









私は目を真っ赤にし、そして決意してラジオブースに向かったーー

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