孤独の中で見つけた光

認めてしまったら... ページ12

〜川西side〜





亜｢…あの、川西さん｣






川｢なんや？｣






亜｢単刀直入に聞きますけど、川西さんってAのこと好きなんですか？｣






？！






亜｢…僕はAの事、好きです。｣






亜｢どうなんですか？好きなんですか？｣






…好きや。好きやけど、Aに対すること気持ちは恋愛の好きなんか？






あかん、認めたら｢仲のいい先輩後輩｣の関係が無くなってしまうかも分からん






川｢俺とAは仲のええ先輩後輩や｣






違う、そうじゃない





俺が望んでるのはそれだけやない





…Aは俺がどんだけAの事を大切に思ってるか、分かってないやろうな






亜｢…そうですか。僕の勘違いやったんですね。ほな、遠慮なく行きますね｣






！！






嫌や、嫌や！
俺かてAのこと大切に思ってる






手放しなく、ない…






ガチャ







亜生が楽屋を出て行った








俺は1人で呆然と立ち尽くしていた






すると俺の1番の味方が入って来た









水田や








水｢おはよ｣






川｢あ、水田か。おはよ｣






水｢ごめんやけど、今の会話聞こえてもーてた｣






まじか






水｢お前はさ、やっぱり好きやろ？Aのこと｣






川｢うん。好きなんかもしれへん｣






水｢その気持ち認めて伝えたら仲がいい関係を続けられへんから悩んでんのか？｣






…何でそんなことまで分かるねん





水｢やっぱそうか。でもな、認めたってええんちゃうか？賢志郎がAの事大切に思ってるように俺にはAも賢志郎の事を1番大切に思ってるように見える｣






川｢そんな事ないよ。亜生かて仲ええし｣






水｢まぁ。確かに賢志郎と亜生がトップ2やろな｣






川｢俺はAを困らせたくないねん。ただでさえ、一人で抱え込んでまうのに。｣





水｢その気持ちは分からんくはないけど。でも、Aのこと好きなんは2人だけとちゃうと思うわ｣





川｢え！？｣





水｢そらそうやろ。Aは女芸人でダントツで人気やし。アキナ牛シュタインのメンバーも油断出来ひんぞ｣






川｢確かに、そうやな｣






水｢まぁ、俺は賢志郎の味方やから。｣






川｢ありがとう｣







水｢ってことで、｢おもしろ牧場スペシャル｣のゲストでAが来ること決まったから。ほなな｣






え！？






そう言うと水田は出て行ってしもた






…どうなるんやろ…

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