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宿儺と悠仁の所に泊まって2週間
朝起きると悠仁が朝食を用意してくれて
宿儺と悠仁が言い合いをしながら食べる
各々仕事に行き、帰って来ては
みんなで笑いあって夕飯を食べる
そして眠くなるまでお喋りをして
眠りにつく
みんなの優しさが伝わってきて涙が出そうになる
とても幸せだ。ただ、彼がいないだけ
それだけの事なのに______
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『よーし、今日は恵の所に泊まっちゃおうかな!』
「本当ですか?」
『約束したからね!今からどこか行く?』
「じゃあ映画とかどうすか?ちょうど観たいやつあって」
『いいね、行こっか!』
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『恵、本当にコレが観たいの?!』
私が指さした先にはホラーのポスター
「そうです、これ評判が良いらしくて」
『へ、へぇ!?評判が!?』
「……ダメですか?」
シュンとする子犬の様な顔で見てくる恵に分かった、と伝えた
「ほら、もう始まりますよ。」
この後の事は怖すぎてもはや何も覚えていなかった
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「楽しめました?」
笑いを堪えている恵が聞いてくる
『いや、私の反応楽しんでたよね!?』
「クク……いえ、まさかそんな事ないですよ?」
『笑ってるもん!』
その後は雑貨を見たり、本屋に寄ったりして帰ってきた
(少しでも貴女が笑顔になりますように)
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作者名:アリス | 作成日時:2021年3月1日 18時