とある大型犬とそのマスター (ページ38)

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「ヌナーごめんね？大丈夫？」

「もう、大丈夫だよㅎㅎ」

私の足の小指が犠牲になったもののなんとかミンギュの部屋までやってくることが出来た

ミンギュからしたらドアを開けたら目の前で突然人が足を押さえてうずくまり始めたものだから

とても驚いたことだろう

そのお詫びなのかはわからないが部屋に入らせてもらったあと

「ちょっとまってて！」

といって1回部屋を去った

「ヌナにこれあげる！」

その後こういって、くれたのは日本に行ったとき現地のスタッフさんから貰ってハマったらしい

蒸気でほっとできるアイマスクだった

ありがたく頂戴した

なんでくれたの？と聞いてみたところ

「えっヌナ、隈ができてたから…寝れてないかなって思って…」

化粧で隠したはずの隈がバレていたらしい

あなたに会うことに緊張して寝れなかったからだよとか言ったらどんな反応するのかな？

まぁしないけど

また今日来た際他のメンバーの様子が感じ取れなかったため聞いてみたところ

「殆どのメンバーは外出中だよ

ただ1部のやっかi…好奇心旺盛なヒョンは残ってるけど」

他のメンバーたちは外出中だったらしい、

後半部分はなんて言っていたか声が小さくて聞こえなかったが

あまり深掘りするものでもないかと思い、聞くことはしなかった

その後はお互い好きな写真の話で盛り上がったり

ミンギュが教えてほしいということで日本語教室が始まったりした

いつも忙しいだろうに日本語の勉強も一生懸命やってくれていることが嬉しくてつい天を仰いでしまった

するとミンギュに不思議そうな顔をされたが…

まぁ気にしないが仏です(？)

勉強もしつつ話をしているとふとあることを聞きたくなった

それは

「ねぇミンギュヤ、なんでこんなただのCaratと仲良くしてくれてるの？

悪用されるとか思わないわけ？」

前々から思っていたことだ

まずプライベートのとき公園でファンの人を見かけたら逃げるだろうし

それに宿舎に連れて行くなんて…

こちとらミンギュが変な壺を買わされないか心配なんだ

中々返事が返ってこず、ん？とミンギュを見つめてみると

とても悶々と悩んだ末

「ヌナのことが………

好きだから………かな？」

「えっ」

とんでもない爆弾を出してきた

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