とある大型犬とそのマスター (ページ35)

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wz side

「うぅ～ｸﾞｽｯ、ヌナがぁヌナがぁｸﾞｽｯ」

「誰か説明求む」

今日は1日中オフの日、なのでホシと一緒に運動をしてきた(前々から約束していた)

そして帰ってくるとこれだ

これというのはミンギュがリビングの隅っこで体育座りをしてグズグズ泣いていることだ

そのまま静かにしていたら誰も気づかないのではと思えるぐらい普段でっかいくせに縮こまっている

俺とホシが外出先から帰ってきたとき

既にリビングには何人かメンバーがいたが
誰一人ミンギュを相手にするやつはおらず

そのためもしかして俺しか見えてないなにかかと思ってしまったぐらい

(実際は別でみんな気づいてないふりをしていたっぽい)

結局なんでミンギュはこうなっているのか

事情を知っていそうなミョンホにホシと一緒に話を聞いてみた

聞いた話をまとめてみると

Aさんに今度の日曜あわないかと連絡をした

既読はすぐについたが返事がいっこうに返ってこない

これって既読スルー？

=もしかして俺嫌われた?!

ということらしい
(謎の躍動感をつけて話してくれた)

さっきからヌナがヌナがぁと嘆いているがAって誰だったっけ？

隣にいたホシは

「あのときの人かぁ〜」

とどこか納得している様子だったが俺はパッと顔までは出てこなかった

だが、いつの間にか近くにいたジョンハニヒョンが

「ウジヤ、この人だよ覚えてない？ㅎㅎ」

と写真を見せてくれてやっと名前と顔が一致した

(なんでこのヒョンは写真をもっているんだよ)

そんな気持ちを込めてヒョンを見つめてみると

「ヘヘㅎㅎへへッㅎㅎ」

と特徴的な笑い声をこぼしながら自室へ帰っていった

俺とホシが帰ってきてから約１時間がたった

現在特にやらなければいけない作業もないため
久しぶりにリビングでのんびりくつろぎつつ

ミンギュの様子を引き続き見ていたのだが

見始めて30分後ぐらいだろうか

「き、来たぁ!!」

と先ほどまでの姿とは一変し、突然嬉しそうな声をあげて自室まで戻っていった

恐らく返信が来たんだろう、それも嬉しい返信が

なんか1曲作れそうな気がしてきた

とりあえず自室に戻ろう

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