とある大型犬とそのマスター (ページ26)

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公園は危険ページ26

you side

「おっ出てる出てる」

テレビをつけると音楽番組で楽しそうに踊る彼らの姿

動画サイトを開いても沢山のCaratが

彼らの魅力がぎゅぎゅっと詰まっている動画をつくって配信している

そしてその他SNSを開いても出てくる出てくる彼らのことが好きで好きでたまりません！などの言葉達

以前だったらこのような投稿などを見たら心の底から喜んでいたはず

なのに今私は喜びを感じることができていない…

最近はうなぎのぼりの調子で人気を掴んでいくSEVENTEEN

今まであった新人アイドル感や、まだ垢抜け前のかわいい姿などはもうどこにもない

どんどん大人っぽくかっこよく、あのマンネのディノでさえ大人の色気を身に纏いはじめた

それぞれがすいすいとバラエティーでのコメントをこなしたりと

ソロでも活躍している姿に凄い！成長している！と感動する反面

どんどん手の届かない高い目標に向かって走っていく彼らをどこか寂しく思ってしまう

結局何が言いたいのか、そう、燃え尽き症候群になりかけているのだ(約半年間)

彼らのことが好きなのに変わりはないはずだが、

SNSで上がってる映像を見ても、ゴセを見ても、どこか胸に穴が空いたかのような虚無感が押し押せてくる

今まで毎日のように更新していたSNSも更新せず、ただ仕事をこなしていく毎日

(ちなみに韓国で日本語教室の先生やってます)

生徒にも

「Aセンセイ、元気ありますか？」

と聞かれてしまった

自分でも何がなんだかわかっていない

ルームメイトのエナはそんな私を見て

「まぁそんなこともあるよな、だけど、ミンギュが寂しがると思う」

と声をかけてくれた

もう最後に、彼らに会いに行ったのは今年の３月に行われたSEVENTEEN ARENA TOUR ＳＶＴ

そこから何回かファンミだったりがあったが応募すらできてない

エナからの感想を聞くだけで終わってしまう

数か月前の私がもしも今目の前にいたら頬を叩かれ

「おい！何やっとるん！！」

と怒られる気がする

いつも脳裏に浮かんでいた13人の笑顔

その中でも光っていたミンギュの八重歯

全部ぜーんぶ自分の宝物だったのに…なぁ

こうして今日も虚しい想いを抱えながら

床に寝そべり手を何かを掴むように空に向かってあげる

はやく元通りの限界オタクに戻りたい

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