【薄桜鬼】私立薄桜保育園へようこそ！

プール ページ24

＊7月＊

沖田:ねぇせんせ、ていえんにおっきないれものあったけど、あれなに？

貴方:あれがビニールプールよ。水着持って来て下さいって言われてたでしょ？今日はプールで遊ぶからね！

沖田:せんせーがだしてくれたの？

貴方:ううん、違うよ。ビニールプールを用意してくれたのは園長先生だよ。

沖田:こんどうさんが⁉

貴方:うん、だからあとで園長先生にお礼言うのよ？

沖田:うん！ぼく、こんどうさんにおれいいってくる！


タタタッと、登園してきた総司君は足早に教室に入って行った。そう、梅雨も明けて暑くなってきた今日は、梅組雪組桜組関係無く、プールで遊ぶことになったんです！

で、今頃用務員さんの島田さんと井上先生が水を用意してくれているので…。恐らく準備が終わるのは朝読書が終わってからでは無いかと思います。

で、朝読書を終えて皆を着替えさせて…

………………………………………………………

輝く太陽に水が反射してキラキラと輝いている。園児達の目も同じくらいキラキラと輝いています。ここにいる子達でプールに行ったことがある子は、きっと少ない筈だものね。


園児達:プールだぁぁああ！！！

永倉:待て待て待て！


今にも水に飛び込んでいきそうな園児達を捕獲し、山崎先生の注意事項を聞かせます。


山崎:皆、絶対に飛び込んだり泳いだりしてはいけないからな。約束出来るな？

園児達:はーい！

貴方:水鉄砲やジョウロはこの籠に入っているから、順番に、仲良く使うのよー！

園児達:はーい！！

永倉:よし、それじゃあ開始だ！


わぁぁあ！っと一斉に水の中へダイブ！…は流石にしていません、良かったです…。山崎先生が言いましたが、プールと言えど100人近くの園児達が同じビニールプールに入るのですから、泳げないのは当たり前ですし、水かさもそんなに無いので飛び込んだりしたら大変です]


千鶴:せんせー、ちーたちとあそぼー！


ちなみに梅組の子達は少し離れた場所に、更に小さなビニールプールを用意してあるのでそこで遊んでます。


貴方:フフッ、何して遊ぼうか？

薫:ぼくじょーろ、もってる…

千鶴:あ、いーな。かおるー、ちーにかけてー！

薫:いーよ、でもぼくも…

貴方:じゃあ先生が2人一緒にかけてあげるね。貸してくれる？

薫:ん…


薫君からじょうろを貸してもらい、水を汲んで2人の頭の上にかけてあげる。2人共気持ち良さそうに笑ってて楽しそう。見てるこっちまで幸せになりました。

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