受け入れ難い非現実 ページ4
蒼白した。
確かにおかしいとは思った。
だって、今どきこんな装いをして外を出歩く人なんて見たことがない。
しかも、これは夢じゃない。
という事は。
「わたし………
タイム…スリップ………しちゃったの………?」
やっと状況を把握した。
こんな、漫画みたいな事が本当にあるだなんて。
困惑するAに男は首を傾げる。
?「タイムスリップ?
…けど確かにきみは、見慣れない服を着てるね!
それに、今までに感じ取ったことのない空気を纏っているし…」
そう言うと男は、Aの全身を調べ尽くすように、興味深そうに見回す。
「(…?)」
彼の言っている事はよくわからないけど、私が未来から来た事を信じようとはしてくれている…らしい。
?「…ようし、わかった!
君の言葉に嘘偽りはないようだし…
元いた時代に戻る術もわからないだろ?
なら、俺と一緒においで」
わたしは行く宛もないし、この際我が身はどうなってもいいとまで思っていたので「はい」と答えようとしたが、
返答する間も無かった。
次瞬きをしたら、わたし達はどこかのお屋敷にいたのだから。
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作者名:スイ | 作成日時:2020年1月25日 22時