マシュマロは瓶詰めに２ ページ41
コネシマ'視点
女は俺の言葉を聞いてその顔をさっと青ざめさせた。それはそうだろう、彼はここまでキツい物言いではないし、彼ならばごめんで許してくれただろう
俺はそんなことはしないが
コ「謝る気なさそうやし、もうええかな？俺、さっさと部屋で休みたいんやけど」
さ「あの、本当にごめんなさい！今までのこと清算できるようめいいっぱい努めます！！」
コ「はあ、、、うるさいわぁ」
俺は視線を女から逸らす。そしてあたりを見回していると丁度近くを通った執事が手にジンジャーエールの入ったグラスを持っているところを発見した
それを一つ手に取り、くるくると手の中で弄ぶ。そして
バシャッ！
さ「、は、、？」
その中の液体を、彼女の下げられた頭の上で逆さまにした。途端、炭酸の含んだその飲み物が彼女の髪やドレスを濡らしていく
コ「やーかーらー、、頭高いねんて、しかも図々しいしなぁ？ほんま、何で俺がお前に時間食わしてやらなあかんのや」
ぽたり、ぽたりと染み込んだ液体たちが磨かれてランプの光を反射させる床に滴る。それを横目にみながら、俺は会場を後にした
ふと見た生徒会の彼らの顔は怒り一色に染まっている。これでいいのだと満足しながら、部屋までの道のりを歩いた
人が会場にいるため静かになった廊下や庭を足早に歩き、もともと与えられていた部屋に戻る。部屋の中には誰もおらず、当然かと思いながらタキシードを脱ぐ
タキシードは売れるかもしれないので丁寧にクローゼットに仕舞い込み、そのまま着替えてベッドに潜り込んだ
コ「明日からどうなるんやろな」
その言葉に返答はもちろんない。とにかく身体を休めねばと頭でシーツを被って目を瞑る
悪役になってしまった俺でも、愛してくれるような人間と出会いたいものだ
そのまま夜は更けていく
次の日、朝の起床のチャイムで目を覚ます、久しぶりのチャイムだと思いながら身体を起こすと、優しい甘さのいい香りが部屋に充満していた
その香りのものは簡易キッチンからのようで、軽装のままそっとキッチンへと移動する
そこにはコポコポと音を立てているポットを見つめる一人の青年の姿があった
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モトダ(プロフ) - このお話大好きです！すごく展開が気になります！主人公はずっと愛されておくれ〜幸せを祈っておきます！更新頑張って下さい！ (2023年4月22日 20時) (
レス) @page44 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - すっごく面白かったです！主人公が無自覚なのも良き…！happy endを願っています！更新頑張ってください！(ご自分のペースで大丈夫です) (2022年10月30日 20時) (レス) id: ab6d207954 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 粉雪さん» お返事遅くなり申し訳ありません、、！沢山読み込んでくださって、本当にありがとうございます！期待に応えられますよう、精一杯更新頑張りますのでお付き合いよろしくお願いいたします！ (2022年10月30日 11時) (レス) id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - rimu@他力本願寺建設完了！さん» お返事遅れて申し訳ありません、、！そう言っていただけることが何よりの幸せです！少しづつではありますが、まだまだ続きますので是非ご覧になっていってくださいな (2022年10月30日 11時) (レス) @page39 id: 1bda5ccdb4 (このIDを非表示/違反報告)
粉雪(プロフ) - 投稿お疲れ様です！今回もとても良かったです！内容が良くて何度も読み返しに来ちゃいます。無理せずに更新頑張ってください！！ (2022年8月20日 21時) (レス) id: 81a22c2cf4 (このIDを非表示/違反報告)
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