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100年前。
つまりは、私が、かの【グルッぺン・フューラー】に、家族を殺された時……だ。
人間でない生物を、民族を、全て皆殺しにしようと企んでいたアイツ。
『────キャアア！』
『────逃げたぞ！追え！1匹も残すな！』
『────いやっ、やめて、』
今でもお父さんの、お母さんの、お兄ちゃんの、私の大切な家族の悲鳴が耳にこびりついている。
私は家の隅に蹲って動けずにいた。
どうして見逃されたのかもわからず、ただぼうっとしている間に全ては終わっていた。
あの時から私は【グルッぺン・フューラー】への復讐を誓う────訳もなく、ただひっそりと森の奥に籠って暮らしてきた。
あいつは『人間』だから、どうせすぐ死ぬだろうと、そう思って。
私は甘かった。
彼は自分の体を改造していじくって原型を手放してまで生きながらえていた。
かのK国は滅びたわけではなかった。
W国に、我らが総統グルッぺンさんに追い出されただけだったのだ。
そして【グルッぺン・フューラー】は離れたところに『新生K国』を建国。
まだ、私たちのような生き残りのエルフやてるてるを、殺そうとしていた。
それだけでない。
アイツは自分追い出した男、そう、自分と同じ名前を名乗っているグルッぺンさんを目の敵にしていた。
そして────その近くにいる、エルフのエーミール兄様のことも。
けれどW国は強い。
その頃は既に廃れていた新生K国には手出しができなかった。
けれどそこにやってきたのは格好の獲物────生き残りのエルフの、2人目。
私だ。
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まこち(プロフ) - 初コメ失礼します､続編!!楽しみにしてます!!!! (2022年1月17日 17時) (
レス) @page50 id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - シュネーさん» ひえぇありがとうございます……！！！頑張ります…( ´ω` )/ (2021年9月29日 23時) (レス) id: 822e5c31a6 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - ユノさんおめでとうございます！(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑がんばれー (2021年9月29日 22時) (レス) @page35 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございます！(？)ゆっくりでもいいので、楽しみに待ってます！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page27 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 好き……え、設定も文才も言葉選びも何もかもが好き…頑張ってください、応援してます…… (2021年9月28日 7時) (レス) id: 3705531e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユノ | 作成日時：2021年9月24日 0時
