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前回のあらすじ
殺意を向けてきたトン氏さんと随分上から目線な総統さん。
敵なのか味方なのか知らないけどとりあえず急展開すぎて着いていけません！
「話聞くってなんやねん。エルフの言葉になんて耳貸しとうないわ」
わ、わー…エルフに対する敵意がすっごい。
エルフに故郷の村を焼かれでもしたのでしょうか。
ちなみに焼かれたんだとしてもわたしではないです。
「…ほう？悪いエルフには見えないが。トン氏は何か思うところがあるのか？」
「エルフは洗脳得意やろ、グルさんもう魔法かけられてるんとちゃう？」
わ、わー……わー……本人そっちのけでバトるのやめてほしい。
あとわたしの祖先は使えましたけどわたしはもう洗脳魔法使えませんよ〜…
エルフだって時代にあわせて変化してるんですからね、ぷんぷん！
仲間外れにされて寂しいわたしが脳内一人語りを繰り広げていると、総統さんとトン氏さんの言い争いはヒートアップしていく。
──と、そのとき、総統さんの気になる発言が耳に入った。
「───“彼”も同じエルフだろう？彼を信じてこの子を疑う理由は？」
「“あいつ”を信じてるからこそや。危険やないエルフがそんな都合よく俺らの周りに何人も居てたまるか」
ちょっ、え？
彼とかあいつとかってなんのこと？
話の流れからしてエルフ……？
でもエルフはわたしの他はみんな滅びたはずで…
ううむ、と頭を悩ませていると、またしても、がちゃ、とドアが開く音。
「失礼します、グルッペンさん」
そこに、いたのは───
「あ、エミさん！いいところに！今エミさんの話してたんよ」
……、わたしの、実の兄。
死んだものと思っていた───エルフの血を引く、わたしの大切な、家族。
「エーミール、兄様……っ」
思わず感極まって名前を呼ぶ。
兄様は、色素の薄い───“幻覚魔法を解いたわたし”とそっくりな目で、涙を湛えてわたしを見つめていた。
─────────────
どうもユノです、作者です。
Aちゃんは人間のふりをするため、エルフの最大の特徴である、『色素の薄さ』を隠すべく常に幻覚魔法を自らにかけて過ごしていました。
しかし久しぶりに再会した実の兄であるエーミールに、自分はAだと伝えるため、声をかける直前に慌てて魔法を解除しました。
魔法を解いた状態のAちゃんは、エーミールと似て髪や瞳の色素がとても薄いです。
以上、補足でした！語彙力がなくてごめんなさい…
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まこち(プロフ) - 初コメ失礼します､続編!!楽しみにしてます!!!! (2022年1月17日 17時) (
レス) @page50 id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - シュネーさん» ひえぇありがとうございます……！！！頑張ります…( ´ω` )/ (2021年9月29日 23時) (レス) id: 822e5c31a6 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - ユノさんおめでとうございます！(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑がんばれー (2021年9月29日 22時) (レス) @page35 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございます！(？)ゆっくりでもいいので、楽しみに待ってます！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page27 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 好き……え、設定も文才も言葉選びも何もかもが好き…頑張ってください、応援してます…… (2021年9月28日 7時) (レス) id: 3705531e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユノ | 作成日時：2021年9月24日 0時
