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前回のあらすじ
急に豹変したショッピくんと、それを止めた新たなお客さん。誰なんだろう。
新たなお客さん、緑の瞳のお客さんと目が合った。
どうしてか恥ずかしくなってしまい、ついと目を逸らす。
すると、緑のお客さんが近づてくる足音がした。
「俺はゾム、ボンベ・ゾムや。早速聞くけど───君、エルフやんな？」
──……ゾム、と名乗った男性は、フードの影から覗く目を光らせて、わたしに尋ねた。
『ッ……』
ぶわ、と吹き出す汗。
隣にいるしょーくんが驚きの声を上げたが、わたしの耳には届かない。
どこで、いつ、なんでバレた？
どうにか逃げ出そうと機を伺っていると、追い打ちをかけるように一言。
「ああ、ああ、逃げ出そうとしても無駄やで。」
────ただの、セリフ。言葉。
言うだけなら、誰にでもできる。
……けれど彼のその声音からは、わたしは本当に逃げられないのだな、と理解させられてしまうような、そんな強さがあって。
「で、どうなん。お前、エルフやんな？」
……わたしは諦めて、こくん、と首を前に倒す。
この男に逆らおうとしても、無駄だ。
そう悟った。
──わたしが頷くのを見た彼は、ゾムは、敵意をひっこめ、優しく笑った。
「じゃあ行こか、ショッピ君と……あ、名前なんやっけ？」
未だにぽかんとしているしょーくんに声をかけ、さらりとわたしの名前を尋ねてくるゾムさん。
『…A。A、です』
「ふーん……A、な。ええ名前やん！着いてきいや」
急にぐいっと手を掴まれ、引かれる。
『わ、わわっ』
……どこへ行くというのだろうか。
人間の街へ行くのか？
やはりエルフの子孫たるわたしを処刑するために？
にしては、殺意とかが感じられないんだよなあ……
『っゾムさん、待ってください、脚、速いです！』
……ま、楽しそうだし、行ってみるか！
ふ、と口元を弛め、ゾムさんに合わせて走るスピードをあげる。
後ろからついてくるしょーくんが、どうにも不機嫌そうな難しい顔をしていることには、気づけなかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ユノです作者です！
軍パロって書いてあんのに他のメンツ全然出てこないし全く軍パロやないやん！とか思われた方、ごめんなさい！
たぶんこれから軍パロっぽくなる！たぶん！きっと！！！
これからもこの小説やらユノやらをよろしくおねがいします！
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まこち(プロフ) - 初コメ失礼します､続編!!楽しみにしてます!!!! (2022年1月17日 17時) (
レス) @page50 id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - シュネーさん» ひえぇありがとうございます……！！！頑張ります…( ´ω` )/ (2021年9月29日 23時) (レス) id: 822e5c31a6 (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - ユノさんおめでとうございます！(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑がんばれー (2021年9月29日 22時) (レス) @page35 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
シュネー(プロフ) - 面白かったです！ありがとうございます！(？)ゆっくりでもいいので、楽しみに待ってます！ (2021年9月28日 23時) (レス) @page27 id: ee9d47dabc (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 好き……え、設定も文才も言葉選びも何もかもが好き…頑張ってください、応援してます…… (2021年9月28日 7時) (レス) id: 3705531e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユノ | 作成日時：2021年9月24日 0時
