朝日 2 ページ18
翔「流石だね。」
智「うわっ！」
翔「あ、おはよう。智くん。」
智「おはよう。じゃなくて！聞いてたの！？」
翔「まぁねぇ。」
智「悪趣味。」
翔「ごめんごめん。でも、これで上手くいきそうだね。あとは、電話…か。」
智「うん。分かってる。でも出るかな。昨日の電話も、非通知からだったし…」
翔「自分たちからかけなくてもいいんじゃないかな？」
智「…どーして？」
翔「きっとかかってくるよ。確認するために。」
智「そーだね。」
朝から少し重たい気分でいると、病室の扉が開いた。そこには、少し怒った顔の先生が。
智「…やっべ。」
先生「大野さん！くれぐれも櫻井さんのベッドでは寝ないようにと言ったでしょ。」
智「バレた。」
先生「二宮さんが帰りに教えてくれましたよ。」
智「ニノのやつ〜。」
翔「あはは。」
先生「櫻井さんも、ですよ。」
翔「…はい。すいません。」
先生「朝ごはん持って来ますから、大野さんはベッドから出ててくださいね！」
智「はい。」
そういうと、先生は出て行った。
翔「あーあ。智くんのせいで怒られたー。」
智「翔くんのせいでしょ。昨日一緒に寝ようって言ったの翔くんじゃんか。」
翔「人のせいにしないで下さい。勝手に智くんが入って来たんでしょ？」
智「でも、嫌じゃなかっただろ？」
翔「たしかに…嫌ではなかったけど…」
その言葉を最後、2人で顔を見合わせて大声で笑った。まだ、朝日が差し込んだばかりの部屋からは2人のおじさんの笑い声。その後、先生にみっちり叱られたのは言うまでもない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイス(プロフ) - 紗菜さん» お返事遅くなってすいません！感想ありがとございます！これからも頑張ります！ (2020年9月18日 0時) (
レス) id: cafc8248aa (このIDを非表示/違反報告)
紗菜 - 更新待ってます！頑張ってください！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: 2f4d1519c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華嵐 | 作成日時：2019年9月17日 20時
