【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ12)

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慣れないが故Ⅱ ページ12

少しして家という名のジュレへ到着した。目の前には呆れ顔で仁王立ちをしてる兄、透真の姿…。どうやら、ノエルさんが連絡をしてくれたらしい

透「……遅い。酒弱い癖に何してるんだ」

『ごめん…』

ノ「まあまあ。透真くんそこまでにしてあげて?彼女も悪気はないんだ」

透「…はぁ…わかっている。ノエル送ってくれて感謝する」

ノ「De rien!それじゃあ、Aちゃん、ゆっくり休んでね」

『ありがとうございます、ノエルさん』

お姫様抱っこされてた私を降ろして行こうとする彼の服をつい掴んでしまってどうしたの?と聞かれたので何かを勘づいたのか兄は部屋に戻って行った。

『あの…えっと…』

ノ「ん?」

『…ノエルさんのさっきの言葉期待してもいいですか…?』

私よりも背の高い彼の唇に届く様に背伸びをして唇を奪った。最初はそんなつもり無かったけど、きっと酔った勢いなのだろう…そのままおやすみなさいとだけ言って部屋に戻った。

1人残されたノエルは…

ノ「っ…不意打ち過ぎないかい?」

と顔を赤くしながら唇を抑えてるのであった。

翌日ーー…

((あっ))
(ノエルさん昨日は…き、きっ…)
(Bonjour Aちゃん、今日も一段と可愛いね)
(…可愛くなんて)
(ｺｿｯ)昨日の大胆な君も好きだよ)
(…っ)

(何?あの二人昨日なんかあったの?)
(……)
(Aちゃんとても乙女な顔してる～)