手 ページ5
目が覚めると
私の手には何か温かい感触があった
私は天井からその温もりの方へ目を向けた
そこには
私の手を握って頭をベッドに預け
スースーと寝息を立てて寝ている幸輝の姿があった
あ、私倒れてそのまま、
自分の今の状況を理解するのに時間はかからなかった
起き上がろうと少し動くと
それに気がついた幸輝がすぐに目を覚ました
幸輝「A！？」
『幸輝、あの』
ｷﾞｭｯ
私が何か言いかけたのを遮るように
幸輝は私のことを強く抱きしめた
『こう、き、？？』
幸輝「ほんまよかった、、。倒れたって聞いて、俺何も手つかんくて、、生きた心地しやんかった、、よかった、」
幸輝が私をすごく心配してくれてたのは分かった
ただ、この状況、
幸輝「もっと自分の体、大事にしてや」
『うん、ごめんね迷惑かけて』
幸輝「迷惑ちゃうけど、心臓に悪い」
私は疑問をなげかける
『なんで幸輝がここにおんの、、？』
幸輝がハッとしたのか
抱きしめていた腕の力をすっと抜いて
私の顔を見た
幸輝「分からん、なんか無意識にここ来とって」
『幸輝、変わらんなそういう所』
いつもそうだった
自分のことよりも先ず
私のことを心配してくれてた
幸輝「看護師さん、呼んでくる」
そう言って病室を出ていった幸輝は
少し顔を赤くしていたような気がした
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ミユ(プロフ) - この話を読んで涙がたくさん出てきて止まりませんでした。このお話が大好きです。このお話を作ってくれて感謝です！ (7月16日 23時) (
レス) @page49 id: b3914c32fd (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - にむさん» えーー嬉しいです😭「華 と 花」ランキング上位にいて気になってたのでコメントもらえてくめちゃくちゃ嬉しいです😭途中まで読ませて貰ったんですけど比べもんにならんくらい作り丁寧すぎて頭上がりませんお互い完結まで頑張りましょ💖 (2023年2月9日 0時) (レス) id: c154750c0f (このIDを非表示/違反報告)
にむ(プロフ) - わぁぁ😭💖脳内変換が簡単でスッと入ってきてくれて私も8LOOMの作品を書いているのですが「こんな表現もあるのか」って勉強にもなります😽完結までずっとついていきます✨✨💖 (2023年2月7日 23時) (レス) id: d177642b92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海 | 作成日時：2023年2月6日 1時
