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撮影からの帰り道
さっき啓永とバイバイしてNOAと二人になった
『NOA、ありがとう。曲だしなって言ってくれて。』
リリースして数日、
配信ランキングでもかなり上位をキープしてる私の新曲
話題になったおかげでたくさんの取材を受け、
また忙しい日々が始まった
NOA「んーん、初めて聴いた時からめちゃくちゃ好きなんだよね、この曲」
そう言って曲を口ずさむNOA
『でも驚いたなー、あんなに曲出すタイミングにこだわってた社長があんなにすんなりリリース許可してくれたの、意外だった』
そう言うと、NOAは突然何かを思い出したかのような素振りを見せた
NOA「あ、そういえば。」
『ん？』
NOA「お礼、言うなら綱くんに言った方がいいよ。」
『啓永？どうして？』
NOA「Aが倒れたあの日ね、」
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NOAside
______4月末
啓永「曲が売れるってそんなに大事なこと？」
Aの病院からの帰り道、
ずっと黙ってた綱くんが突然俺にそう言った
NOA「アーティストにとっては、大事なことだよ。リリースのタイミングは、僕も結構こだわってる。」
啓永「それは、NOAの意思でだろ？Aみたいにいつまでに作れってわけじゃないんだよな。」
NOA「まぁ、たしかにそうだね。」
啓永「Aの体調より曲が売れることが大事、みたいでなんか腹立ってさー」
NOA「それは絶対、違うよね。Aの身体がいちばん大事に決まってる。」
Aの曲を売れさせたいと願う
マネージャーさんや社長さんの意思もわかる
だけど、
綱くんの言ってることが、正しいと思った
啓永「そんなに遠くないな、」
スマホを見ながらそう言った綱くん
画面にはAの事務所の住所
NOA「え、？」
啓永「俺、ちょっと行ってくるわ。」
そう言って小走りで1人Aの事務所へ向かっていった
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NOA「ってことがあって。あの時綱くんが社長さんに言ってくれたんだよ、Aの身体をいちばんに考えてくださいって。だから社長さん、今回のリリースOKしたんだと思うよ。」
啓永が…？
『うそ、、』
NOA「すごいよね綱くんは。そんな思い切ったこと、普通出来ないよ。」
『、、教えてくれて、ありがとね。ちょっと私、啓永の所行ってくる。』
啓永が私のために
そこまでしてくれてたなんて
全然知らなかった
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ミユ(プロフ) - この話を読んで涙がたくさん出てきて止まりませんでした。このお話が大好きです。このお話を作ってくれて感謝です！ (7月16日 23時) (
レス) @page49 id: b3914c32fd (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - にむさん» えーー嬉しいです😭「華 と 花」ランキング上位にいて気になってたのでコメントもらえてくめちゃくちゃ嬉しいです😭途中まで読ませて貰ったんですけど比べもんにならんくらい作り丁寧すぎて頭上がりませんお互い完結まで頑張りましょ💖 (2023年2月9日 0時) (レス) id: c154750c0f (このIDを非表示/違反報告)
にむ(プロフ) - わぁぁ😭💖脳内変換が簡単でスッと入ってきてくれて私も8LOOMの作品を書いているのですが「こんな表現もあるのか」って勉強にもなります😽完結までずっとついていきます✨✨💖 (2023年2月7日 23時) (レス) id: d177642b92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七海 | 作成日時：2023年2月6日 1時
