☆ ページ30
もう一度戻ってくるのに嫌気が差したが、再び大きいドアを開ける。
｢…あれ、ゾム？｣
シャオロンに近づいて、コソッと耳元で話す。
｢…まさかやけど、リン来とらんよな？｣
｢リンさん？来てないけど…なんかあったん？｣
いや、とシャオロンにから離れて生徒会室から出た。リンが、ここに来るわけあらへんもんなぁ…
その後、校舎をぐるりと回ってみたものの結局リンは見つからんかった。
流石に、帰ったんかな…と思い俺も帰ることにした。
面倒臭い仕事もあるしな。
でも、なんか引っ掛んなぁ…
リンside
｢…寒くなってきたわね｣
日がだんだんと落ちてきて、部屋に光が入らなくなってきた。徐々に増してく寒さに、何も出来ず身を丸くする。
日が落ちる頃には、部屋は真っ暗でほとんど何も見えなくなってしまった。
もう少し何かないかと手探りで探そうとすれば、先程割ってしまったばかりのカラスが手に刺さる。
｢痛っ……｣
見えないから、傷が深いのかも分からず、応急処置もハンカチで指を抑えるだけという適当なものになってしまう。
いつもなら家に着いてるはず、お母様とお父様に心配を掛けてしまっている。
｢…はぁ……どうしましょ…｣
徐々に体の震えが止まらなくなってくる。指先は冷えきって、暖かいものは何も無い。
このままじゃ、…低体温症で倒れるわね……
何分経ったのかわからないが、呼吸がしづらくなってきていた。
酸素を肺に届けようと頑張ろうとしたが、それすらも考えられなくなってきた。
意識が朦朧とする中、ドアの外がぼんやりと明るくなっていた事を見逃さなかった。
誰かいる、いっそ誰でもいい。早く助けを呼ばないと。
ほとんど動かない腕を必死に持ち上げ、机の上にあったものをバラバラと落とした。
そのあとは、覚えていない。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*
みんな〜イメ画を〜リア友から〜もらたァ。
リア友兼占ツク作者の『イム』。
ヒプマイや文スト等の小説を書いてるよ！
貰ったのがこちら！
リンちゃんとキャルベッスっすね。
うん、リンちゃん可愛いよ！リンちゃん可愛い！
キャルベッスもかわいいよ…。うん。
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こんにちは - 騙されましたほんとにめっちゃびっくりしました (2023年1月9日 0時) (
レス) @page47 id: 01cd7b0a2a (このIDを非表示/違反報告)
Nikotya* - 最後のやつ見事に騙されました(・ω・｀) (2021年8月11日 10時) (レス) id: 19e8c2f272 (このIDを非表示/違反報告)
とぅめぃとぅ - クリーパーとメルヘットとメンツーユはダメですってwwww (2021年5月30日 22時) (レス) id: fb32157b21 (このIDを非表示/違反報告)
木材(もくざい)(プロフ) - 文章の書き方がとても美しいです...感情ののせかたがとても上手で初めのこねしまさんに髪を捕まれるところで夢主に感情移入してしまって思わず涙が出てきました。とても尊敬します...。 (2020年7月12日 17時) (レス) id: cfd7089d94 (このIDを非表示/違反報告)
maron(プロフ) - zmさんとsypさんとciさんの名前で笑いすぎて鼻水吹いちゃいました()どうしてくれるんですか() (2020年6月18日 16時) (レス) id: 18f49ca017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年3月28日 10時
