にじゅさん ページ24
嘆く影片先輩の横を通り過ぎてとりあえずペットボトル3本購入。
思ったよりかさばるなぁこれ。
宙くん炭酸とか好きそう。飲んでるところ見た事ないからどうだか知らないけど。
購入完了。あとはこのクロワッサンの入った袋を影片先輩に渡すのみだけど。
……ｽｰｯ………あのぉ、人に話しかける時ってなんて話しかければいいんだっけか。
おい、とか？
いやダメだ。あの…がいいかな。
…つか、そもそも私声出しちゃ駄目じゃん。詰み？
じっと見ていたら目が合った。
｢…なんやアンタ、何見てるん｣
……あー、待ってそのギャップは予想外だなぁ…
さっきまで｢んあんあ｣鳴いてた人が急に睨んできた…怖ぁ……
そういや自分嫌われてんだ。宙くんの事しか考えてなかったから忘れかけてたぜ…
無理怖い、逃げよ。
ジリジリと影片先輩に詰め寄り、クロワッサンの入った袋を先輩の目の前にそっ…と置いて全力で逃げた。
これぞカンタの傘戦法。
じゃあな、クロワッサン。
(…び、びっくりしたぁ…あの子、1年生の怖いプロデューサーの子やんなぁ…？
超睨まれてたから怖かってんけど…なんやのんこの袋…何が……って、クロワッサン？…コレ、お師さんに食べさせたってもええんかな…)
＿＿＿＿
＿＿
待って想像以上にペットボトルが邪魔。重いというか、腕で抱えるので精一杯でめっちゃ走りにくい。
腕短いんだなぁ、私。
｢あれ、『ちんぴら』さん、こんにちは〜｣
｢……あっ…深海先輩か……こんにちは｣
｢『あいさつ』できて『えらい』ですね〜。すこしふらふらしてたので、こえかけちやいました｣
ヒーローじゃん。びっちゃびちゃだけど。
｢…深海先輩、ペットボトル1本でいいので持って貰えませんか？｣
｢ふふ、おやすいごようです〜｣
そう言って、先輩はペットボトル3本持ってくれた。
えっ。
｢先輩、1本でいいんですけど…｣
｢いいんです〜もたせてください。『ちんぴら』さんも、ぼくにとってもうかわいい『こうはい』です。とくに『ちんぴら』さんはついあまやかしたくなっちゃいます。なぜでしょうね〜…ふふっ。おんなのこだからですかね？
それに、ぼくも『ヒーロー』ですから｣
えー…
めっちゃヒーローじゃん。
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P - プri小説にて同じ名前の作品を見つけてしまったのですが、作者様と同一人物でしょうか…？フォロワー限定に設定されてあった為、お話までは見る事ができなかったので、もしかしたら偶然かもしれませんが…長文失礼しました。もう報告があったなら申し訳無いです…！ (5月1日 4時) (
レス) id: aa1dedb486 (このIDを非表示/違反報告)
如月らしいです(プロフ) - 急にまるまるのこと出てきてびっくりしました！！かわいいですよね！ (2022年12月3日 22時) (レス) @page5 id: 122eb5a4f8 (このIDを非表示/違反報告)
r - ユキトさん» わざとだと思います (2022年7月11日 8時) (レス) id: c7b0bd28c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひ - 宙くん推しでして、宙くんの優しさに思わず涙が出てしまいました、、ありがとうございます、、！ (2022年4月3日 16時) (レス) @page27 id: 051d399375 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ、好みです〜！応援してます…！！アル✴・アルマルちゃん、可愛いですよね…！！！ (2022年3月13日 23時) (レス) @page5 id: 6359c85515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作成日時：2021年11月14日 12時
