不思議な人 (ページ40)

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不思議な人が33人ページ40

歩美『歩美おねーさんの家行きたい！』

キラキラした目で言う歩美ちゃん。

『は？』

いきなり過ぎて声が裏返った。

恥ずっ...

つか、ちょっと待て。今部屋汚いっけ？←そこ？

コナン『どうしたの？おねーさん。』

『いや、いきなり過ぎてびっくりしただけだよ。坊や。』

コナン『...そっか。』

光彦『あ！僕もAおねーさんの家行きたいです！』

『え』

元太『俺もー！』

元太『そうとなれば出発だぜ！！！！』

『え、一言も行くなんて...』

歩美『えっ...ダメなの？？』

...。これ、泣きそうなんだけど泣かしたら5億％私が悪いよね...

それだけは避けたいな

ﾁｯ...

『...はぁ、分かった。いいよ。』

少年探偵団-哀、コナン『やったぁ！！！！』

『うるせぇ』

ーー
『着いたよ。チビ達。』

私は、二階建ての大きめな家を指さした。

コナン『え...大きっ。』

...でよね...。

『まぁ...うん。それなりには...』

歩美『おねーさんってお母さんたちと暮らしてるの？』

お母さん...か、

『ううん。一緒に暮らしてないよ。』

...昔は一緒に暮らしてたけどな...。

「お兄ちゃん！ゲームしよ！」

琉生「OK！」

元太『なら、なんでねーちゃんの家こんなにでけぇーんだ？』

...楽しかったな

『.....』

哀『Aさん？』

『...はっ...ごめん。ボーとしてた。なに？』

元太『なんで、こんなにでけぇーんだ家？』

『それは...。秘密。』

口元に人差し指を当てて、元太くんを見つめた。

光彦『えぇ...気になります...。』

いや、知るかよ。

コナン『おねーさんって秘密主義？』

『...さぁ。』

...この少年は本当にあの男と同じ位

恐ろしい子だな。

まぁ、いいや。

そして、私は家の扉に手を掛けた瞬間だった

？？『誰だ。このガキ共は』

『っ...。』

1番会いたくない人の声が私の耳の中に

酷く

それは酷く

木霊した