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泣いた分だけ笑顔にしてやる(青峰大輝) ページ18

「ひっくしゅん!」


盛大に出た大きなくしゃみ

私は恥ずかしくて、手に持っていた資料で赤くなった顔を隠す


それを大笑いしてるのが……



「青峰君!

そんな笑わないでよ!!

バカ!!」


「だってお前……ぶふっ!」



青峰君とは裏腹に、黒子君や赤司君は体調の心配をしてくれた


青峰君も少しは見習えばいいのに



私はタオルの準備をしていると、いきなり投げられた何かに命中


それを見ると、青峰君のジャージだ



「俺のジャージ貸してやるから羽織っとけ!

あ?


今は着ないからいいんだよ!」


そう言って走って練習に戻ってしまった


マネージャーが選手のジャージを借りるなんて……と思いつつ、寒いのでジャージを羽織る


ジャージからは青峰君の匂いがして、なんだかドキドキしてしまう


好きな人の匂いがするものを来たら誰だってドキドキするだろう



「……普段ああだったらかっこいいのに」




練習が終わり、私は青峰君の着替えを待つ


「あ、お前まだいたのかよ

先に帰っててもよかったんだぜ?


……まぁ、折角だし、一緒に帰るか」


着替えから帰ってきた青峰君がそう言いながら私に駆け寄る



「だってジャージ返さないといけないでしょ

仕方ないから帰ってあげる」



帰り道

他愛もない会話をして2人で一緒に帰る


「なぁ、A

お前……好きなヤツいんのか?」



突然された質問


あんただよ……って言ってやりたいけど、そんな勇気もなく私はいるよ、とだけ伝えた



「………今こんな事言うのもなんだけど


俺、お前の事が好きだわ」



青峰君の方を見ると、顔を真っ赤にして、目をそらしながら頬をかいている



「……私も」



無意識にそんな言葉が出ていた


青峰君は……


彼の顔を見ようとすると、突然抱き締められた



「俺達、両想いだな……


俺、お前の事泣かしたりするかもしれねぇけど……


泣かした分だけ笑顔にしてやる」


私は青峰君の背に手を回し、抱き締め返す


「青峰君は私がいないとダメだから……


一緒にいてあげる」



素直になれないけど、きっと彼に伝わったのだろう

青峰君は嬉しそうに笑った



−−−−−−−−

いかがでしょうか!?

リクありがとうございました!!

loveの方で……(氷室辰也)→←早く気づけよ(青峰大輝)



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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクで祥吾様が夢主の恩人設定見たいです(夢主がリスカしてるのを祥吾様が見ていて助ける) (2018年7月16日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 花宮嫁の豆腐プリンさん» OKです!リクありがとうございます! (2018年3月22日 12時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
花宮嫁の豆腐プリン - めちゃくちゃキュンキュンしました!よかったら霧崎の逆ハー見たいです() (2017年10月5日 23時) (レス) id: 1658d4b900 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - れいんぼーさん» OKです!リクありがとうございます! (2017年10月5日 0時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
れいんぼー - 花宮と、青峰と、むっくんと修学旅行が見たいです!! (2017年10月2日 20時) (レス) id: 948110cd3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なのは | 作成日時:2015年11月10日 22時

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