魔法の使えない男と愛され少女4

１３３☆ ページ17

sideなし




ドミナは始まりの杖を手にするととてつもない数のレーザーを作り出した

ドミ「お前ら全員殺してやる！これでお前らも終わりだ！」
マ「終わりませんよ」
マ「僕とAがいる限り終わりは来ません」
『マニピュレイション』

Aの魔法で強化されたマッシュは2乗ずつ増えていくパンチでドミナを殴り飛ばした

マ「自暴自棄になって周りを巻き込んで暴れるなんて許されるの学生までですよ」
マ「今回ので反省してください」
ドミ「耐えた、僕は耐えたんだこれで僕の勝ちだ！」
マ「65536」
ドミ「え？」
『あー痛そう……(´ω`；)』

6万を超えるパンチを受けてもドミナは再び立ち上がった
そして腕輪を付け直したマッシュに向かって走り出したがまた殴り飛ばされる

ドミ「何もしなくても、血が繋がってなくで魔法が使えなくても」
ドミ「無条件で愛されてたお前には分からないよ」
『……………』ｷﾞｭｯ
マ「A！」
ドミ「！」

マッシュの前に立ったAはどミナを抱きしめた

ドミ「な！離せ！」
『あなたは頑張ってるよ、もうこれ以上自分を壊すのはやめて』
『辛いよね、愛されてるかも分からない、けど何をすればいいのかも分からなくて言われたことしか出来ない』
『あなたはもう充分頑張ってるよ』
ドミ「分かるわけないよ、僕の気持ちなんか」
『うん』
ドミ「僕だって」
ドミ「僕だって」
ドミ「ただ本当は愛して欲しかっただけなんだ」
ドミ「本当の親子のように」

Aを強く抱き締め返したドミナはそう言うと涙を流した
それをAは悲しそうに頭を撫でた

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