天使じゃないし女神でもない 【名探偵コナン】

天使はイケメンでも天使 ページ23

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「おい!!ここにあった天界の美女が載ってる雑誌は!?」




『ゴミかと思って捨てました』




「お気に入りの本がぁぁ…」




『すみませんって…でも正直そういう本を買う澪も澪ですよね』




「うう……男のロマンわからせてやる!!」



『え、ちょ…ｯ!!』ﾎﾞﾌｯ




煙で前が見えなｯ…




……鏡？誰ですこの色白イケメン…




『あの…お客さんきてるならそう…!?』




声がひ、低く…？




「ふっふっふ、これぞ神の力だ。性転換なんて朝飯前だぞ？」




『おおー…目線が高くなってる』




「175くらいだからな、俺よりは低いけど男もいいだろ？」




『…服、とりあえず着替えてきますね』




「…あ、なるほど行ってこい。俺の部屋から好きなの着てこい」



男なのにブラとワンピースはちょっと…




『…結構イケメンに仕上がってますね、私自身はモブなのに』





「やっぱり馬鹿だ…(素材がいいからだよ…)」




『馬鹿兄に馬鹿って言われたくありません』




心外です。ぷんぷん。





『さて…ポアロに行きましょう澪』



「え、あのAが自らポアロに…!?」



『トリプルフェイスに目にものを見せてやります』



「なんだかわかんないけど安室くん、ご愁傷さま…」





「いらっしゃいませ…って澪お義兄さん!!」




「漢字違うぞ安室くん」



「初めまして」ﾆｺｯ



「え、誰ですかこの天使みたいなイケメンは」



「ああ、こいつは…」



あ、名前決めとくの忘れてました…適当でいっか




『神薙(かんなぎ)といいます、宜しくお願いしますAのストーカーさん？』




「な、何故それを…」




『僕はAの彼氏ですから』



「「か、かかか彼氏!?!?」」




ふふ…これこそ私がやりたかったこと!!




…正直いってこんなモブにこんなイケメンの彼氏が居るはずないですからね、気付かれるかも…




「…ま、負けた……Aさんに彼氏がいたなんて………」ｶﾞｸｯ




「安室くん!?」




…効果はバツグンだったみたいです




『今日はそれを言いに来ただけです、澪。また会おうね』




「お、おう……？」




…まさか騙されるとは…まぁ結果オーライですね






…後日、澪から「あのルックスならどっちもいける」と言っていたのを聞いて安室さんと心の距離がさらに離れましたまるです





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