天使じゃないし女神でもない 【名探偵コナン】

天使じゃないし女神でもないモブの混乱 ページ16

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「なんでこんな事も出来ないんだ」




「ほんっと似てない顔…あなた誰なの」




小さい頃の夢を見た。




「天使(あまつか)に関わるとろくな事がない」




「あの子以外出掛けていた時に交通事故だって…悪魔の子よ…」




言われ続けて慣れてしまったこの現状を。




慣れていたのに、住んでいた家で…




『…っ…ぐすっ…ぅ…』




初めて、泣いてしまった時のこと。




そして初めて、孤独だということに気づいたあの日の事を。




『……あ、れ？』ﾊﾟﾁｯ




「A!!…よかった…魘されてたから心配したんだぞ？」




『…安室さん』




それに…皆も。




「A姉ちゃん無理しすぎだよ…ビルがそこまで高くなくて助かったけど…」




「もう…心配したんだからぁ…」




「ほんと…助かってよかった…」




「…無茶のし過ぎはやめてよね。Aお姉ちゃん」




「間一髪…な」




…どうやら澪が助けてくれたらしいです




赤井さんと黒羽くんからは連絡が来ていました




…私は、もう1人じゃない。




『……独りぼっちは、卒業ですね』




私はその日、2度目の涙を流すことが出来た。





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