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龍「 寝てたぁ？ 」
『 うん、ぐっすり 』
龍「 よかったよかった 」
沙恵がベッドに入ってまだ15分ぐらいしか経ってないのに寝息をスースー立ててぐっすり眠ってた。
足冷えるからって、龍友が買ってくれたファーのついたあったかいスリッパを履いてるから、前みたいに足が冷えない。
龍「 でも冷たっ… 」
ベッドに入って龍友の足に絡みつくと顔をしかめてそう言った。
『 あったかー… 』
龍「 こっちおいで、もっと暖めたる 」
そう言う龍友に擦り寄れば、1ミリも隙間がなくなるぐらいギューッと抱きしめてくれる。
龍「 ええ子やな、沙恵ちゃん 」
『 ほんと、いい子なの 』
龍「 さっきさ、お前のすきやった人見せてもらった 」
『 えっ？ 』
龍「 健人くん 」
『 山野？ 』
龍「 うん、そう 」
『 かっこいいでしょ 』
龍「 普通ちゃう？ 」
『 すっごいかっこいいんだから。背が高くて、走るのが早くて、勉強もできるの 』
すごくない？って龍友の顔を見ると、目をつぶって眠ったふり。
『 拗ねてるの？ 』
龍「 拗ねてへん 」
『 拗ねてんじゃん 』
龍「 拗ねてへんって言うてるやろ 」
『 私の彼氏はね、こうやってすぐ嫉妬して拗ねちゃうけどー、歌を歌うのがとても上手で、おもしろくて、交換して欲しいくらい睫毛が長くてー、それでね 』
龍「 もーやめろ 笑 我慢できひんようなる 」
『 龍友だいすき〜っ 』
さっきみたいにギューッと抱きつけば、もっとギューって抱き締め返してくれる。
龍「 これ一週間我慢できるかな… 」
『 なに？ 』
龍「 んーん、こっちの話 」
龍友のおでこに、チュッとキスすれば、鼻にキスされて。お互いの唇を重ねて、少し大人なキス。
龍「 ほんまに我慢出来ひんようなる 笑
おやすみ、A 」
『 おやすみ 』
お互いそのまま離れずに、眠りについた。
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作者名：ru_____ | 作成日時：2018年7月2日 4時
