Eternally _ryuto_ (ページ24)

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24. ryuto ページ24

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『あぁ～寒い寒い』

買い物を終えて家に着くと一目散に暖房に当たりにいったA。

龍「今日は僕が作るわ」

『え～？！いいの？！』

龍「うん、鍋やろ？」

『うん、そうしようと思ってた』

ストーブの前で丸まりながら、キッチンに立つ僕をじっと見てくる。

龍「なんやねん、見すぎ笑」

『龍友ってほんとなんでもできるよね』

龍「出来ひんことしかないけどなぁ」

『よく言うよ笑』

龍「そんなんAだって完璧やん」

『思ってないでしょ！』

龍「あ、まぁ完璧ではないか。なにかとおっちょこちょいやしな」

『こら！笑』

もー怒った！って言いながらキッチンに走ってきた。

龍「そんなんしたら動けへんやんけ、笑」

『寒いの』

後ろからペトっとくっついて離れてくれないA

龍「そんな可愛いことすんな笑」

『私も一緒に動くから続きして』

龍「も～… 笑」

結局出来上がるまでずっとくっついてたA。
まじで理性ぶっ飛ぶかと思った。

『美味しい～ほっぺた落ちそう』

龍「大袈裟か笑」

『ほんとだもん！』

龍「作りがいがあります笑」

って、鍋やで。

食べ終わったら2人で並んで洗い物して、お風呂も逆上せるまで一緒に入って、洗面台に並んで歯磨きして。

龍「女の子は大変やなぁ」

ベッドの横にあるドレッサーに座ってなんやらかんやら顔に塗ったり足マッサージしたり。

『もうちょっとかかるから先寝てていいよ』

先にベッドに入って寝転がってるとそう言ってきた。

足のむくみがどうたらこうたら…って言いながら必死にマッサージしてる。

龍「もう十分細いのに浮腫なんか気にしんでいいやん」

『むくみはその日のうちに取っとかないと脂肪に変わるんだよ？！』

そうやって必死に説明してくる笑

長いことマッサージして、僕もウトウトし始めた頃、やっと終わったらしく、ドレッサーの電気を消して、寒い寒いって言いながらベッドに入ってくる。

龍「うわっ足冷た！」

『あったかい～』

冷たい足をモゾモゾさせて僕の足に絡めて。

『おやすみ』

軽いキスをすると、背中を向けて寝ようとしたから後ろからぎゅっと抱きしめて、僕も眠りについた。

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