また明日。《3》

♯149 ページ49

大学も夏休みに突入して、昼間は制作の為アトリエに籠って夜は京介さんのお店でバイトの毎日

陸くんたちは忙しいらしく、お店に全然来てくれなくなった
ブログ見てたら本当に忙しそうだし、壱馬さんも夜遅くに帰って来てるっぽくて全然見掛けない


樹くんと陸くんからは時々LINEが来る


全然休みが無くて唯一の休みが海に行く日らしい
その日を楽しみに仕事頑張ってるよーって陸くんが言ってたから、私もその日を楽しみに頑張ろうって思えた


京介「バイト詰めすぎじゃない？無理しなくていいよ、俺頑張って運ぶから」


A「私は大丈夫です！あ……人件費かかりますよね？……タダ働きでもいいので働かせて下さい……」


京介「いや、それは全然問題ないよ(笑)最近お客さん増えて売上上がってるし、働いてくれたらめちゃくちゃ助かるけど、しんどくない？」


A「平気です(笑)楽しいし、あと……実は京介さんの賄いが美味しくて美味しくて……助かってます！京介さんに私の体作ってもらってます(笑)」


京介「賄い目当て？(笑)」


A「違いますよ(汗)でも……だって私、作れないんです(笑)」


祭さん見習って、少し練習しようかな……


A「自分で言うのも何ですけど、手先は器用だと思うんですよ。だから飾り切りとかすごい得意なんです。味付けの問題なんですよね。盛り付けとか見た目は美味しそうに出来るんですけどね」


京介「まずはレシピ見て分量通りにやってみる。そんなに酷い味にはならないから(笑)」


A「やってみます(笑)」


次に彼氏が出来た時は、食べてもらえるくらいには上手になってたいから、本気で自炊しよう
人並み程度には出来るようにならないと……

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